盧溝橋事件から87年 731部隊の資料を公開 | 周来友 オフィシャルブログ

周来友 オフィシャルブログ

中国出身のジャーナリスト、タレント。
公式ホームページ:http://zhoulaiyou.jp

悲惨な日中戦争の発端となった盧溝橋事件から今日で87年となりました。87年前の今日、北京にある盧溝橋で対峙していた日本軍と中国軍の間で一発の銃声が響き、これをきっかけに8年に渡る泥沼の日中戦争に突入することになるのです。この一発の銃声については、日本軍から撃たれたものなのか、中国軍が撃ったものなのか、今も詳しいことは分かっていません。

盧溝橋事件から87年を迎えた中国では、日中戦争時代に何が起こっていたのか再検証する動きが見られています。中国メディア・光明網(7月6日)は、黒龍江省牡丹江市の地元人民政府が当時、中国東北部あった満州国で生物兵器や化学兵器などの細菌兵器の開発を行っていた731部隊の資料を公開していることを報じています。



今回、公開された資料は731部隊の林口162支部で衛生伍長だった上野滋氏が残した身上報告書で、資料には所属隊員の情報の他、ペスト菌の開発を行いペスト菌を細菌兵器として製造していたことなどが示されていました。戦後直後に多くの資料が焼却処分される中、残された資料や731部隊員の証言から、細菌兵器開発のため、マルタと呼ばれる多くの中国人捕虜が人体実験の犠牲になったことも明らかとなっています。



今月5日、長野県飯田市にある平和祈念館では当時、少年兵として731部隊に派遣された清水英男(93)さんの記者会見が実施され、女性や乳児の人体標本を目にした体験を語っています。清水さんは戦後もこうした記憶が頭から離れず今年8月にはハルビンに行き遺族などに謝罪の気持ちを伝えたいと語っています。