現在、中国の動画サイト利用者数は約10億人となり動画配信業の競争も激化しています。一方、日本同様に迷惑動画を投稿し炎上商法でアクセス数を稼ごうとする若者も後を絶ちません。今回、迷惑動画を投稿した配信者が逮捕され5日間の拘留処分となる事件が起こりました。
中国メディア・網易新聞(3月18日)は、海南省海口市で迷惑動画を撮影していた男女2名が逮捕されたことを報じています。
この男女は動画配信のアクセス数が伸び悩んでいたことから、街中で男性の首に首輪をつけ四つん這いで歩き、女性が縄を引っ張るというまるで犬の散歩のような動画を配信したのです。この動画がネット上で拡散されると、現地警察にも迷惑動画が投稿されていると通報が多数寄せられました。警察はその後、「公共の秩序を乱した罪」で捜査を開始し、この男女の身元を特定し逮捕に至ったのです。
今回の事件についてネットユーザーからは、「勾留5日間は軽すぎる。それで済むなら全然抑止力にもならない」「動画配信者がやらかした場合、高額な罰金、動画配信の永久停止くらいやらないと模倣犯が出る」「懲役で刑務所に入れればいい」など怒りのコメントが多く寄せられています。