中国で違法な人身売買 駅員の直感によって乳児を保護 | 周来友 オフィシャルブログ

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中国出身のジャーナリスト、タレント。
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これまでに何度とお伝えしてきた中国の児童誘拐。人身売買目的で多くの児童が誘拐され、中国公安当局は2016年に誘拐事件解決のため、専門部署を立ち上げるなどしその結果、近年誘拐被害者たちが親族との再会を果たす事例が多く報告されています。

誘拐によって人身売買の被害に遭う児童がいる一方、親族によって売られる事件も度々応じられています。中国メディア・中国新聞網(1月7日)は、列車の中で、人身売買の被害に遭った乳幼児が発見されていたことを伝えています。

事件は昨年12月31日、浙江省金華市(きんかし)を出発した長距離列車の車内で発覚しました。この日、列車の中で乳幼児を抱いていた男女が列車の従業員に粉ミルクの手配を願い出ていました。乳幼児を連れているはずなのに粉ミルクを持っていないこの男女の行動に不信感を覚えた車掌は、男女は本当の両親ではないのではないかと疑いを持ち、鉄道警察に事態を報告。駆け付けた警察によって、2人への事情聴取が行われたのです。

事情聴取の際、2人は乳児の生年月日を答えられなかったり、発言に不自然な点があったため取り調べを行ったところ、2人は乳児を河南省鄭州市で11万元(約180万円)で買ったことを供述したのです。

警察の捜査によって、この乳児は乳児の祖母などが仲介者として、この男女に売ったことが分かっており、すでに男女の他、乳児の祖母など親戚を逮捕し、人身売買事件として現在も詳しい捜査が行われています。なお乳児の祖母は、乳児の母親はまだ未婚の未成年で、経済的に養育することが難しかったことを理由に、子供を売ることにしたと供述しています。

中国にも日本同様、養子縁組に関する法律は整備されていますが、迎い入れる夫婦に子供がいないことや経済的条件、夫婦が健康であること、30歳以上であることなど様々な条件が掲げられていることから、今もこうした違法な人身売買が行われているのが現状なのです。