米大手紙 米軍の台湾駐留を報じる 中国の反発は必至か | 周来友 オフィシャルブログ

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中国出身のジャーナリスト、タレント。
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アメリカの大手新聞社ウォール・ストリート・ジャーナルは今月7日、米軍の一部がすでに台湾に駐留し、中国との衝突に向け合同で軍事訓練を行なっていることを報じました。

同メディアの記事によると、アメリカ政府関係者が明らかにした話として、一年ほど前からアメリカ軍特殊部隊に所属する約20名のアメリカ人隊員が台湾に駐留していると伝えています。




《イメージ写真》

特殊部隊員たちは、中国軍の台湾上陸を阻止するため、また台湾の防衛能力強化のため、台湾海上部隊や陸上部隊などとこれまでに何度も小規模の軍事訓練を行なってきたと報じられています。

今回の報道の真否について、アメリカ国防省のスポークスマンは、「米軍の如何なる行動内容について、また作戦や訓練内容についてお伝えすることは何もない」と答えた上で、中国の脅威が高まっていることは強調し、台湾への支持や防衛関係への支援は行なっていくとしています。その一方、台湾当局は今回の報道内容について声明はまだ出しておらず、報道の真否に注目が集まっています。

米軍と台湾軍の接近について中国は厳しい言葉で批判を行ってきました。中国国営メディアは、「米軍が台湾に駐留するようなことがあれば、中国は正義のために戦争を行う準備がある」と発表してきました。

米軍の一部が台湾に駐留しているとされる噂は今年5月頃からSNSなどでも拡散されていましたが、米大手メディアが政府関係者の話として報じたのは初めてのことでした。

中国は現在に至るまで、台湾について中国の一部であるとする“一つの中国原則”を繰り返し国際社会に訴えてきました。そんな台湾に米軍が駐留していることが事実であるとすれば、中国による反発は必至で、偶発的な軍事衝突の可能性が高まる恐れも出てきます。日本にとっても今回の報道は決して対岸の火事ではないのです。