中国で旧日本軍の帽子を被っていた若者が捜査対象に | 周来友 オフィシャルブログ

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中国出身のジャーナリスト、タレント。
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中国政府が推し進める愛国教育。ご存知のように中国では一部の小中高校で、習近平思想を学ぶ時間が設けられるなど、愛国教育や歴史教育の強化が推し進められています。しかし、その一方で若者の一部からは、日本の着物を着たり旧日本軍の軍服をコスプレとして着るなどの行為が見られてきました。過去には中国外交部の王毅外相が記者会見の場で、こうした若者の行為を「中国人のクズ」と厳しく非難するなどしてきました。

こうした中、中国浙江省ではバイクに乗っていた若者が旧日本軍が着用していた帽子と酷似した帽子を着用していたとして、警察による捜査対象となっていることが報じられています。

中国国営メディア・環球時報(10月6日)は今月5日、浙江省麗水市の道路を走っていたバイクに乗っていた2人の若者の内、後方に座っている若者が旧日本軍の帽子と似ているデザインの帽子を着用していたと報じました。付近にいた人々によって撮影された動画がネット上に拡散され非難の声が多く寄せられています。





地元警察当局は今回の出来事について、すでに身元特定に向けた捜査を開始しています。警察は旧日本軍の帽子を着用していた男性について、《中華人民共和国広告法》および《治安管理処罰法》に違反している容疑で捜査を行っているのです。公共の場で公序良俗に反する行為を行い国民感情を傷付けた行為が問題となっているのです。

帽子でさえも厳しく目を光らせる中国治安当局。今後は服装はもちろん、靴やカバン、装飾品に至るまで、厳しい規制が行われる時代が来るのかもしれません。