中国伝統文化「教師節」 贈り物禁止令が発令 | 周来友 オフィシャルブログ

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中国出身のジャーナリスト、タレント。
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日本ではあまり聞きなれないと思いますが中国では教師に対し、感謝をする記念日として「教師節」という日が設けられています。1985年から始まったこの記念日は、教師に感謝をし教師を尊重することを目的に9月10日に制定されました。

この教師節になると毎年、生徒たちは教師たちに手紙や花を贈るなど、毎年恒例のイベント行事となっています。




こうした一方、今年からは一部の学校で教師への贈り物を一切禁止する取り組みが始まったようです。今年から湖北省の小学校では学生や保護者に一切の贈り物を行いよう指導を始めたのです。

現地メディアによると教師節を迎えた今月10日、教師たちに花や贈り物をする学生たちに対し、こうした物品を持って校内に入ることを禁止したのです。こうした指導によって、この学校の校門には放置された大量の花束であふれていたのです。

今回の学校側の指導について、中国国内のSNSでは「この指導は良かった。家庭によっては先生への贈り物を用意できない生徒もいる」「保護者によっては子供の成績や待遇を目当てに金銭を贈る者もいる」「こうした文化のせいで大人に迎合することを覚えてしまう子供もたくさんいる。正常な判断だ」など、支持する意見が多く寄せられています。

教師も一人の人間である以上、こうした教師節に保護者や生徒から厚遇を受けてしまった場合、生徒の成績判断の際に感情が入ってしまうこともあるのではないでしょうか。公務員である教師が生徒や保護者から個人的な贈り物を授受する日となってしまっている今、教師節が制定された本当の意味について考え直すべきなのかもしれません。