中国で24年前の誘拐事件が解決へ  | 周来友 オフィシャルブログ

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中国出身のジャーナリスト、タレント。
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2015年に公開された中国映画に《失孤》(英語:Lost and Love)という作品があります。この映画は誘拐され行方不明になった幼児を探すため、父親が中国全土を周り再会を果たすという内容となっています。主演をアンディーラウが務めるなど非常に話題となった作品ですが、実はこの作品は実話を基に制作されていたのです。

1997年9月21日、中国山東省聊城市では2歳半になる男児が突然何者かに拐われ行方不明となる事件が発生しました。当時27歳だった父親の郭剛堂さんは息子を探すため、中国全土をバイクで訪ねることとなるのです。懸命に全国を周り、懸命に息子の姿を探す父親の郭剛堂さんの姿は大きな感銘を呼び、映画されることとなったのです。


映画では無事に子供と再会するというストーリーでしたが今年6月、ようやく事態が大きく動きます。6月中旬、中国公安当局は誘拐された男児が河南省で生活している可能性があることを突き止め、DNA検査を行っていました。その結果、この男性と父親の郭剛堂さんが親子であることが証明され、2人は24年の時を経てようやく再会することとなったのです。

警察はすでに誘拐の実行犯である男女2名を拘束し取り調べを行なっています。中国公安部は今年1月に誘拐事件専門の部署『團圓(だんえん)』を立ち上げ、DNA照合技術を使い過去に発生した誘拐事件を含め大規模な捜査を行ってきました。これまでに1680名の誘拐された子供の発見に至っており、今回もまさにこの『團圓(だんえん)』の活躍によるものでした。

それでもまだ数十万件以上の誘拐事件が未解決の中国。全ての誘拐事件が解決することを願うばかりです。