インドオリンピック委員会 中国製ウェアの排除を発表 | 周来友 オフィシャルブログ
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中国出身のジャーナリスト、タレント。
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いよいよ来月7月23日から開催される東京オリンピック。コロナ禍の中で開催されるオリンピックということもあり世界各国が注目しています。こうした中、この東京オリンピックでは、昨今関係が悪化の一途をたどってきた中国とインドの対立も鮮明となっているようです。

インドオリンピック委員会(IOA)は今月8日、インドの代表選手が着用する予定だった中国のスポーツ用品メーカー・李寧(Li Ning)のスポーツウェアを使用することを取り止めることを発表したのです。

IOAと李寧は2018年5月に、インドオリンピック代表の公式ウェアについて、李寧が提供する契約を結んでいました。その後、先週になりインドで李寧製ウェアのお披露目が行われましたが、インド国内では中国製ウェアを代表選手が使用することについて批判が殺到。そうした中、IOAは中国製ウェアの使用を取り止めることを発表したのです。

IOAは、これまでに多くの国民から選手が中国製ウェアを着用することに批判の声が寄せられていることを公表し、代表選手や監督・コーチ、関係者などにはブランド表記のないウェアを手配することを表明しています。選手たちがオリンピックに向け、こうした政治問題に巻き込まれないよう集中できる環境を整えていきたいと語っています。

インドと中国は昨年6月、国境線を巡る対立が激化しており兵士同士の衝突も発生。両国兵士の間では死亡者も出るなどしており、インド国内では反中感情が悪化の一途をたどっていました。インドはこれまでに中国製ショート動画アプリを国内のアプリストアから排除するなど、政治対立は市民の間にも広がっていたのです。いよいよ来月に迫った東京オリンピック。政治的対立の場とならないことを祈るばかりです。