中国名門大学・復旦大学で教師による殺人事件が発生 | 周来友 オフィシャルブログ

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中国出身のジャーナリスト、タレント。
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日本では今月7日、日本オリンピック委員会(JOC)の経理部長とみられる男性が電車にはねられて死亡する事件が発生しました。詳細がまだ判明しない中、世界各国でも今回の出来事は大きく報じられ様々な憶測を呼んでいます。こうした中、中国では名門大学で教師による殺人事件が発生し波紋を呼んでいます。

中国メディアによると今月7日、中国上海市にある名門大学・復旦大学でこの大学に勤める39歳の男性講師が、上司の49歳の男性を刃物で殺害する事件が発生したのです。事件の動機は一体何だったのでしょうか。

犯人の男は復旦大学付属高校を卒業後、アメリカの名門・イェール大学で博士号を取得していました。その後、イェール大学で教師として働くことを希望していましたが、その願いは叶わず、中国に帰国後、蘇州大学で数年間、教師として働き任期満了となり、その後、復旦大学にやってきました。男は復旦大学で6年間教師として働いていましたが、雇用期間が終了すると大学側からは再雇用の声はかからず、恨みを一方的に募らせていたと伝えられています。

男は自身の再雇用を打ち切ったとして、上司である大学幹部の男性を逆恨みし刃物で首を切り付け、上司を殺害したのです。

中国の大学では非正規雇用の教師の場合、最高で6年間までの雇用となりその後、正式な教師として採用されなかった場合、大学を強制的に追われる制度となっているのです。犯人の男は蘇州大学に続き、復旦大学でも正式な教師として採用されることはなく、恨みを募らせていたのです。

中国では大学進学率の上昇とともに、安定的な職である大学教師を目指す若者も急増しており、そのポストを巡る競争は年々高まっています。今回の男はまさにこうした競争の中で大学側を逆恨みしていったのです。名門大学で起こった今回の殺人事件。警察は現在も男の取り調べを行っています。