中国広東省でインド型変異種が流行の兆し 住宅街でロックダウン | 周来友 オフィシャルブログ
新型コロナウイルスに関する情報について

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中国出身のジャーナリスト、タレント。
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中国では5月28日に国内でのワクチン接種回数が6億回を超えました。こうした一方、広東省では変異株による感染拡大が顕著となっており、連日メディアが大きく報じています。

5月22日以降、広東省の広州市、深圳市、茂名市、佛山市では次々と変異株ウイルスによる感染者が確認されており、これまでに合わせて70名の感染が分かっています。

広東省で報告されている新型コロナウイルスはいずれもインド型変異種で、中国国営メディアはこれまでに変異種によるクラスター感染も起こっていたことを報じています。

広州市感染病センターの専門家によると、インド型変異種は潜伏期間がこれまでの新型コロナウイルスより圧倒的に早く、これまでの新型コロナウイルスが5.9日だったのに対し、インド型変異種はわずか3.2日であることを発表しています。

さらに当局はインド型変異種の感染力の強さについても言及しており、実際に5月25日に変異種ウイルスへの感染が確認された75歳の女性は、19日に広州市内のレストランを利用し、その後、レストランの従業員1名、レストランを利用していた別の来店客1名も感染していたことが明らかになっています。この別の来店客についてはその後、家庭内でもクラスター感染となり3名の感染が確認されました。6日間という短期間に三次感染が起こったことについて専門家は、変異種の毒性や感染力は非常に強いものであることを明らかにしています。
《外出の禁止を伝えている紙》


すでに変異種の感染者たちが暮らしていた集合住宅地では、辺り一帯が封鎖の対象となり、近隣住民は外出を禁止されています。感染力の強い変異種を封じ込めるため限定的なロックダウンを行なっているのです。変異種による感染拡大の危機にある中国。変異種が世界的な流行の兆しを見せている中、中国の封じ込め対策がどれほど有効なものとなるのか、世界的な参考事例となるかもしれません。