1078万人規模の大学入試が中国で間もなく開始 気になる防疫体制は? | 周来友 オフィシャルブログ
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中国出身のジャーナリスト、タレント。
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日本では来月からオリンピックが開催されることとなっており、新型コロナウイルスの感染拡大に警戒感が高まっています。一方、中国では間もなく大学入試が開始される予定となっており、今年の中国の大学受験者数は過去最高の1078万人を記録し、厳戒態勢の中、大学入試が行われることになります。

今月2日、中国広州市の衛生当局は広州市内の受験会場で実施される防疫体制について記者会見を行いました。受験会場での感染拡大を予防するため、大きく4つの対応策が実施されることを明らかにしました。

広州市では受験生及び受験会場職員全員に対し、受験14日前から健康状態に関する報告を義務付けさらに新型コロナウイルスの核酸検査を実施していることを発表しています。

また、核酸検査の結果、陽性となった受験生についても、対応策として医療チームが待機する専用の試験会場を設けるなど配慮した受験体制を整えているとしています。また、濃厚接触者となってしまった受験生についても専用の隔離教室を用意し、他の受験生と接触しないようにする措置が行われることになっています。

《陽性となった受験生は広州市内の病院で受験を受けられる準備も採られている》


多くの受験生が押し寄せる受験会場では受験生同士が極力、密にならないよう1メートル間隔での整列が徹底され、濃厚接触者となった受験生については専用バスにより試験会場まで移動し、他の受験生と時間をずらして会場入りするなどの措置が実施されるのです。

広州市ではこの1ヶ月、海外の変異株による感染拡大が顕著となっており、今回の大学入試に対し大きな懸念の声も寄せられています。広州市衛生当局は、万が一の事態に備え試験会場に医療班を待機させ万全の体制で大学入試を実施していくとしています。

海外変異株による感染拡大が深刻となる中国で実施される1000万人規模での大学入試。オリンピックとは全く異なる性質のイベントではありますが、中国の対応策から活かせる点もあるかもしれません。