中国の大型連休、国民の関心は観光地の宿泊費・チケットの高騰へ | 周来友 オフィシャルブログ
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中国出身のジャーナリスト、タレント。
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日本同様、5月1日から大型連休に突入した中国では2.6億人もの人々が旅行や帰省を行っていることが報じられてます。各地の交通機関や観光地では、マスク着用の義務化の他、検温の徹底などAIロボットや警察、保安員などを動員し新型コロナウイルス対策を行う姿が見られています。

今回の大型連休では新型コロナウイルスの影響から、これまで旅行や帰省が出来なかった人々によるリベンジ旅行とも言える状況が繰り広げられており、各地では新型コロナウイルス以外の問題も起こっているようです。

中国メディアによると、今回の大型連休では2019年の同時期と比べ、北京市内のホテルの予約率が60%増加となり、さらに宿泊費も通常の30%以上の値上げを行っているホテルが多いことを報じています。こうした状況は北京市だけでなく、中国各地の都市部や観光地でも見られており、通常一泊619元(約9900円)の宿泊費が998元(約16000円)と値上げしている宿泊施設の情報などがSNSに寄せられています。兵馬俑などの古代遺跡で知られる西安市では、例年比112%もの値上げを行った宿泊施設もあるほどでした。

中国ではこうした宿泊施設の極端な値上げが問題視される中、さらにこうしたリベンジ旅行をする人々に観光地への入場券を高額で販売するダフ屋の存在も問題となっています。

北京市の最も有名な観光スポット・故宮(紫禁城)では、今回の大型連休で多くの人々が殺到し、連日チケットが売り切れとなる事態となっています。故宮では新型コロナウイルスの蔓延防止のため、1日の入場を3万人に制限し、入場券はネット上で予約することとなっています。通常1枚60元(約800円)の入場券がなんとネット上で1200元(約2万円)で転売されていることが報じられているのです。

すでにこうした状況は中国各地の観光地で見られており、市民の関心は新型コロナウイルスの感染拡大よりもこうした状況に寄せられているようです。