中国でニセ大学が出現!その名も“中国国学院大学” | 周来友 オフィシャルブログ

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中国出身のジャーナリスト、タレント。
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ありとあらゆる模造品が生産されてきた中国ですが、なんと今回は「ニセ大学」が出現し当局が調査に乗り出していることがわかりました。今月23日、北京市当局は認可を得ないまま大学を運営していたとして、“中国国学院大”への捜査を行ったことを明らかにしました。

今回、取り締まりの対象となった中国国学院大学は、中国全土に90もの関係機関を擁していたと伝えられています。今年1月、北京当局の元に認可を得ずに大学として運営を行なっている学校があるという情報が寄せられ、当局による捜査が行われてきました。中国国学院大学は、中国内外に対し正式な大学であることを宣伝し、学生や留学生の募集まで行っていたというから驚きです。当局は関係者から、偽造した大学運営の認可書類や刻印、大学名の入った封筒などを押収しています。


一体なぜ、こうしたニセ大学が出現しているのでしょうか。この大学では頻繁に文化・科学・医学などの分野で大学主催の賞授賞式などを開催してきました。大学側は受賞希望者などから金品を受け取り、金を儲けていたものと考えられています。


日本では考えられないニセ大学ですが、インターネットが普及し、オンライン講義なども増えている中国では、違法な犯罪組織がネット上で通信制大学などと名乗り、認可を得ずに大学として学生を集め、授業料として違法に多額の金を集めるという事件が数年前から相次いでいるのです。

今回の事件では、当局による家宅捜査が公開され行われ、多くのメディアによってその模様が撮影され報じられました。こうしたニセ大学の多くは、入学試験などはなく入学書類と学費を納めれば誰でも入学できるようになっており、入試に失敗した受験生や大卒の肩書きを求める地方出身者などがターゲットとされているのです。

海外の若者までもターゲットにしている中国のニセ大学。中国に留学に行かれる方は、その大学が正式に存在している大学なのか、そこまで確認しなければならないのかもしれません。