中国がお盆休みに突入、バーチャルお墓参りが流行の兆しか | 周来友 オフィシャルブログ
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中国出身のジャーナリスト、タレント。
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新型コロナウイルスの出現によって世界中の人々の生活が一変しました。外出時のマスク着用は当然ながら、外食の自粛、旅行の自粛など今も私たちの生活に影を落としています。中国では今月4日から清明節と呼ばれるお盆休みに入っており、各地で帰省する人の姿も見られるようになっています。お盆休みということでお墓参りをする人も多くいます。

中国では新型コロナウイルスをきっかけにこのお墓参りも大きく変わりつつあります。中国では新型コロナウイルスの拡大を阻止するため、代理でお墓参りをするサービスや、バーチャルお墓参りのサービスを提供する民間企業が急増していると報じられています。しかし、こうしたサービスを巡り中国のネット上からは批判の声も聞こえています。



中国国内のバーチャルお墓参りサービスを提供するサイトでは、アカウント登録を行えば誰でもサイト内で仮想現実のお墓を建立することが可能で、お墓に彫る名前も自由に決めることが出来ます。

ここで問題になっているのが、バーチャルお墓参りで提供されているオプションサービスの供物です。利用者は課金することでお供物としてバーチャルお墓に、様々なものをお供えできる仕組みとなっています。仮想現実のロウソクやお花などはもちろん、高級車やプライベートジェット、高級別荘、腕時計など、バーチャル墓参りと言っても供物として相応しくないものばかりが並んでいるのです。こうした供物は、100元(約1600円)前後で購入することが可能で、バーチャルお墓に供えられることになるのです。死者があの世でも贅沢な暮らしが出来るよう願いを込めてこうしたお供物が人気となっているのです。

中国で盛り上がりを見せるこうしたバーチャルお墓参りについて、「コロナ拡大の予防にもなるしこうした形の新しい墓参りは良いと思う」「お供物にそんな贅沢品は必要ない。下品だ」「暗いお墓参りをするより賑やかな墓参りになって面白いと思う」など、賛否両論の声が寄せられています。

これまでの中国のお墓参りでは、死者があの世でもお金に困られないよう“冥銭”と呼ばれる墓参り専用のお札をお供することが知られています。バーチャルお墓参りで登場したこうした高級車や飛行機、別荘などのお供物。コロナ禍で今後もさらに変わったお供物が登場するのかもしれません。