新型コロナウイルスの診断、これからは“AI+CT” | 周来友 オフィシャルブログ
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中国出身のジャーナリスト、タレント。
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世界各国で新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化する中、中国ではAIを使った診断システムを導入し、診察の効率化を図っています。

新型コロナウイルスの診断にAIを導入したのは北京市の小湯山病院。小湯山病院ではこれまで新型コロナウイルスの感染が疑われる患者の診断は、専門の医師が目視で肺のCT写真に特有の影があるか否かを確認し、感染の有無を判断してきました。しかし、医師がCT写真を見て判断を下すには5分~15分ほどの時間がかかり、一日で診断できる患者数には限りがあります。そこで同病院はAIを使った自動診断を行うことにしたのです。






新型コロナウイルスに罹患した患者の肺のCT写真を大量に読み込ませ、その特徴を自動学習させることで、わずか数秒の時間で診断を行うことが可能となったAIのコロナウィルス診断システム。

肺炎には、新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスなどウイルスが原因のウイルス性肺炎のほか、細菌が原因の細菌性肺炎などいくつもの種類がありますが、特に細菌性肺炎とウイルス性肺炎の違いをCT写真で判別することは容易なことではありません。しかし、今回AI診断システムが登場したことで、誤診の可能性が非常に低くなり、尚且つ、肺のどの部分に炎症が起こっているのかを特定したり、今後肺炎の症状がどのように変化していくかを予想したりできるようになりました。つまり、正確な診断結果を下すだけでなく、今後の治療方針を決めるための根拠も得られるようになったのです。

今後、中国における新型コロナウイルスの検査には、の“AI+CT”が大きな力を発揮していくとみられます。AIを使った診断方法は、感染拡大が深刻化している各国でも大きな参考となるのではないでしょうか。