新型コロナウイルスの臨床試験、米中間で開発合戦へ | 周来友 オフィシャルブログ
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中国出身のジャーナリスト、タレント。
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新型コロナウイルスの感染者数が拡大を続ける中、各国はワクチンの開発を加速させています。ワクチンの開発には数年かかることが一般的ですが、中国は国家の威信を懸け開発を進めてきました。

中国国営メディア・環球時報は今月19日、中国で新型コロナウイルスのワクチンの臨床実験が実施されていたことを明らかにしました。臨床実験が行われたのは、中国における科学技術分野の最高研究機関・中国工程院の関連施設。臨床実験には武漢市内に住む18歳~60歳の希望者から選ばれ、合わせて108人が参加にしました。

《臨床試験に使用された今回のワクチン》

今回、臨床実験に応じた108名に対しては、今後2週間の経過観察が行われ、体内に抗体が出来るか否かは4月中に明らかになるといいます。

ワクチンの臨床実験をスタートさせたのは中国だけではありません。アメリカの国立衛生研究所も製薬会社と共同で新型コロナウイルスのワクチンを開発しており、今月16日には臨床実験を行ったと公表しています。臨床実験の開始についてトランプ大統領が「歴史上最も早いワクチン開発だ」とコメントするなど、アメリカでも国家の威信の懸けたワクチン開発が行われているのです。

世界で猛威を振るう新型コロナウイルスのワクチン開発ですが、果たして米中のどちらが先に実用化に成功するのか。両国の開発は国の威信をかけたメンツの張り合いの様相を呈してきました。