中国で大規模デモが発生か、今後の課題は経済対策 | 周来友 オフィシャルブログ
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中国出身のジャーナリスト、タレント。
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新型コロナウイルスの影響により、世界経済が急速に悪化しています。先進国では株価が大幅に下落し、日本でも中小企業の中に倒産を余儀なくされる会社が出始めています。そんな中、中国で、新型コロナウイルスの影響で営業が出来なかった企業や店舗の関係者が大規模デモを起こしました。

中国メディアによると、大規模デモが発生したのは広東省広州市。参加者は数百名に上り、その多くは市内でアパレル産業に従事する人々でした。彼らは、テナント賃貸料の免除を訴えデモを行ったのです。


《警察隊がデモ隊と対峙している様子》

デモ参加者がメディアに語ったところによると、今回中国で発生した新型コロナウイルスの影響で、アパレル業界では販売店舗が全て強制的に営業停止へと追い込まれてしまいました。その結果、営業収入が全くないにも関わらず、テナント料は発生するという状況に追い込まれたのです。

デモの現場には地元当局も出動し、テナント料の減免を訴えるデモ隊に対して自主的解散を呼び掛けるなど、一触即発の事態となっていました。

中国では先日もアパレル店舗を営業する店主たちがテナント料の減免を訴え、デモを行ったばかりでした。(参考記事)

中国では法律によって、デモを行う場合、当局の許可を得ることが義務付けられていますが、内容から判断する限り、今回のデモは当局の許可を得ていないと思われます。中国政府は、国内のデモ活動を厳しく制限してきましたが、今後、経済的補償を得られない国民が増加していけば、中国各地でこうした突発的なデモが発生するかもしれません。

様々な強制措置で新型コロナウイルスを押さえ込んだ中国ですが、今後国内の経済対策を誤れば、さらに恐ろしい結果を招くことになるかもしれません。