新型コロナウイルス、北京市でも死刑判決を | 周来友 オフィシャルブログ

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中国出身のジャーナリスト、タレント。
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現在中国が総力を上げ新型コロナウイルスの治療と感染拡大防止を行っている中、北京市では昨日午後に行った会見で、感染の恐れがあるにも関わらずそのことを故意に隠したり虚偽の証言を行った者について、最高で死刑に処することを発表しました。

会見を行ったのは北京市司法局で、司法局長自ら会見に出席し今回の発表を行いました。会見では他にも、公共の場や人々が密集する場所でマスクを着用していなかった者についても、警察当局による警告を行い従わない場合、拘留を処することも合わせて発表しました。

《昨日行われた北京市政府と司法局の会見》

今回の北京市司法局による発表ですが、実は中国国内では各省の司法機関で同様の発表が行われてきました。黒竜江省高等裁判所は先月31日、新型コロナウイルスについて、検査を拒否したり隔離措置に従わず、他人に新型コロナウイルスを感染させた場合、最高で7年の懲役判決に処することを発表しています。また同時に、故意に新型コロナウイルスを他人に拡散させた場合は最高で死刑に処することを発表しました。

こうした背景には、これまでブログでもお伝えしてきた通り、当局が拡散防止に取り組んでいる中、一部の市民が武漢に滞在していたことを故意に隠し、多くの人々を感染させてしまうという事件が相次いでいることが挙げられます。


中国ではこれまで、すでに20名が武漢に滞在していたことを故意に隠し他人を新型コロナウイルスに感染させたとして逮捕、拘留されています。これまでに分かっている中で最も大規模なものだと、福建省の男性が武漢に滞在していたことを隠し宴席に参加した事件で、宴会参加者4000人が自宅での経過観察措置となっています。