武漢の肺炎、新型コロナウイルスと判明、春節連休に備えた対策 | 周来友 オフィシャルブログ

周来友 オフィシャルブログ

中国出身のジャーナリスト、タレント。
公式ホームページ:http://zhoulaiyou.jp

日本でも連日報道されている、中国武漢市の海鮮卸売市場を発生源とする原因不明の肺炎ですが、中国当局は複数の患者から新型のコロナウイルスが検出されたと発表しました。一般的にコロナウイルスは、呼吸器や腸に障害を引き起こすことで知られています。中国国営メディアはこの新型コロナウイルスのワクチン製造には数年を要するとして、今後も警戒が必要だと報じています。

《発生源とされる海鮮卸売市場では現在も調査が行われている》

中国の最高行政機関である国務院は本日9日、今回の新型コロナウイルスについて記者会見を開き、間もなく訪れる春節をどのように乗り越えるのか、その対策を発表しました。中国では春節の大型連休中、帰省や国内外への旅行で毎年5億人ほどが移動します。

国務院は、中国航空会社各社に対する指導として、万が一に備え、全ての航空機と空港に医療セットを完備させるほか、空港には専用の処置室を設けて対応させるとしています。また、春節期間中、数億人の利用が見込まれる鉄道当局は、これまで新型コロナウイルスによる影響は出ていないものの、今後は車内や構内で消毒を徹底するとしています。

韓国でも中国国籍の女性からこの新型コロナウイルスが検出されたことが分かり、中国国外で初の発症となりました。中国政府は、人から人への感染はないと明言していますが、今後突然変異によって、今後人から人へ感染するようになる可能性は否定できません。また、一部の海外メディアが人から人への感染の可能性もあると報じるなど、情報が錯綜しています。

繰り返しになりますが、今月25日から始まる春節の大型連休では、日本にも数十万人の中国人観光客が訪れる見通しです。今回の新型コロナウイルス、日本も他人事ではないことを肝に銘じておいて下さい。