中国の大学で顔認証による学生管理がスタート | 周来友 オフィシャルブログ

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中国出身のジャーナリスト、タレント。
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大学時代に苦労した思い出として出席日数を挙げる人は多いのではないでしょうか?友人らに出席カードを提出してもらう代返をしてた人もいるかと思います。そうした苦労もある大学生活ですが、中国では『AI (インターネット)+教育』という政策の下、近年大学が大きく変化しているのをご存知でしょうか。


中国最高学府・北京大学は昨年、大学の出入り口の一部に顔認証システムを設置。そうした措置が中国全体へと広がっていったのです。南京市にある中国薬科大学では先日、各教室にまで顔認証システムを採用したカメラが設置されました。


《北京大学の顔認証を使った校舎入口》

実はこのシステム、学生の出席状況を把握するだけではなく、学生の授業中の態度まで監視していると言います。具体的には、授業中の学生の途中入退室、あくび、携帯電話の使用など、授業中の学生のありとあらゆる行動を把握し、これを記録。教師はその記録データをもとに学生の成績などを決めるのです。


しかし、こうしたテクノロジーを学校教育の現場に採用することに、中国国内からも学生のプライバシーを侵害しているのではないか、といった疑問の声が上がりました。このため、こうした国民の意見を反映させるべく、中国教育部(日本の文科省相当)は調査委員会を設置。有識者会議を開くなど調整を進めており、特に未成年の学生については、保護者の了承を得てから本格的な導入を進める方向で検討がなされています。


国内に2億台ものAI監視カメラが設置され、顔認証による市民の管理が進む中国。時代はQRコードから、顔認証へと移り変わろうとしています。