今度はCOACHが大炎上、呼称問題に揺れる人気ブランド | 周来友 オフィシャルブログ

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中国出身のジャーナリスト、タレント。
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昨日お伝えしたように、イタリアのファッションブランド・ヴェルサーチが香港やマカオを国として記載したデザインのTシャツを販売したとして、中国で大炎上する事態となっています。ヴェルサーチ側はすで謝罪していますが、中国のネット上では不買運動を呼びかける声も高まっており、事態は悪化の一途をたどっています。


そんな中、またしても有名人気ブランドが中国で批判の矢面に立たされています。


中国メディアによると、アメリカの人気ブランド・COACH(コーチ)が過去に販売していたTシャツにも都市名と国名を併記して描いたデザインのものがあり、そのTシャツにはHongKong(香港)が単独表記されているほか、TAIPEIの国名もTAIWANと表記しています。これに中国のネットユーザーが反応。「中国であるはずの香港や台湾をあたかも一つの国家であるかのように表記しているのは許せない。中国を分断させようとしている」と、SNS上でCOACHに対する不満を爆発させたのです。


《今回中国で炎上した同社のブランドTシャツ》


さらに同ブランドのアンバサダーを務める中国人モデルのリウ・ウェン(劉雯)も弁護士を通じ、「中国人の感情を傷付ける行為は責められるべきだ。こうしたブランドのアンバサダーを務めてしまったことを皆さんに謝罪したい」と声明を発表しました。


同社はすでに同製品を販売店から撤去したことを明らかにしているものの、謝罪せざるを得ない状況に追い込まれています。


日本では2010年、尖閣諸島の領有権を巡り中国との緊張が高まり、多くの日本企業が不買運動や店舗破壊などの被害に遭い、チャイナリスクという言葉が頻繁に聞かれるようになりました。中国で昨年から続く欧米系ファッションブランドへの批判。企業は地名の呼称問題もチャイナリスクとなり得ることを理解しておかなければなりません。