激しさを増す香港デモ隊に、公安局が演習 | 周来友 オフィシャルブログ

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中国出身のジャーナリスト、タレント。
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最近、日本ではあまり報じられなくなってしまった香港の大規模デモですが、実は現在も継続して行われています。今、香港のデモ隊が求めているのは「逃亡犯条例の完全なる撤回」と、中国からの独立などで、デモは長期化の様相を呈しています。そうした、香港独立を求める活動の中で、今、問題視されているのが中国国旗の排除活動です。

デモ隊の一部は、香港が「中国から完全に独立した地域である」と主張。香港各地に掲揚された中国国旗を燃やしたり、海に投げ捨てるという行いをしているのです。



こうした急進派はまだデモ隊のごく一部にすぎませんが、別のデモ隊が電車のドアを塞ぐなどして、交通機関などの運行を妨害。通勤客にも影響が出始めています。また、空港や公営バスなどの職員たちも大規模ストを決行しており、飛行機に欠航が相次ぐなど香港の混乱は深まるばかりです。

香港当局はこうしたデモ隊を鎮圧するため、催涙ガスを使用するなどしていますが、デモ隊の勢いは衰えることを知りません。そんな中、香港のお隣、中国深センで本日、公安局による大規模な警備演習が行われました。市内の広場を貸切って行われたこの演習は、香港のデモ隊鎮圧のためのもので、参加した1.2万人の公安隊は、デモ隊に扮したチームと、鎮圧部隊に分かれ、火薬なども使用した本番さながらの光景が繰り広げられました。



《深センで行われた演習》

一方、香港市民に対する人権や言論の自由の保障については、世界各国から是正を求める声が上がっており、国際世論の批判は日に日に厳しさを増しています。いずれにせよ、デモ隊の鎮圧に軍隊を出動させる、という最悪の事態だけは避けてほしいものです。