増える中国人観光客、減る韓国人観光客 | 周来友 オフィシャルブログ

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中国出身のジャーナリスト、タレント。
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政治的問題により関係が悪化する日韓両国。観光客の激減や韓国の反日デモ激化など、すでにその影響は市民感情にまで及んでおり、韓国では在韓日本大使館が日本人に注意を呼び掛ける事態にまで発展しています。一方、そんな日韓関係とは反対に、日中関係は非常に親密になってきています。

日本の外務省は7月30日、日本を訪れる中国人ツアー客のビザ申請手続きを簡素化するため、オンラインでの手続きサービスを始めました。日本政府には、目下年間800万人に達する中国人観光客の数を更に底上げしたいという狙いがあるのです。



日本政府が中国人観光客に対してビザ申請手続きの簡素化を行ったのは、これが初めてではありません。今年1月4日には中国人の若い世代や個人旅行者に対し、ビザの申請条件を緩和。これにより、大学生や卒業3年未満の若い世代には、これまでビザ申請に必要だった収入証明などを提出する義務がなくなりました。またその後も、3年以内に2回以上、日本で個人旅行した中国人に対しても収入証明の請求を止めるなどビザ申請条件の緩和施策を続けてきたのです。

では、中国人観光客の増加は、日本にどんな恩恵をもたらすのでしょうか。現在、中国人観光客が日本に求めているのはまさに“体験”だと言われています。彼らは、お花見、着物体験、温泉、整形、美容、和食、農村生活、スキー、聖地巡礼など、日本でしか体験できないものを味わうために日本へとやってくるのです。このため、この数年で日本訪問や日本人との交流の中で、日本や日本人に対して親近感を抱くようになった中国人も、大きく増えたように思います。



日中はこれまで政治問題が悪化した時期でも、なんとか観光交流や民間交流を続けてきました。その結果、今、これだけ多くの中国人が日本を訪れるようになっているのです。

今回、日韓関係が悪化する中、韓国側は、日本との交流事業までも全て取りやめる措置を発表しています。若い世代の交流までもが途絶えてしまうとは、本当に残念でなりません。韓国にも日本や日本文化を愛する人たちが多く存在しています。

政治対立があったとしても、10年後100年後の将来を考えれば、民間交流だけはやめるべきではないのではないでしょうか。