Tシャツと外交問題 | 周来友 オフィシャルブログ

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中国出身のジャーナリスト、タレント。
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近年、領海を巡り中国との間で緊張状態が続いている東南アジア諸国。特に南シナ海の海域においては、中国側が公式の地図上に九段線と呼ばれる破線を描いて領有権を主張したことから、東南アジア諸国の反中感情が急激に高まっています。


そんな中、ベトナムの空港でこの九段線を巡り中国人観光客が空港警察に連行される事件が発生しました。今月13日、中国西安市からやって来た中国人観光客14人が、九段線入りのTシャツを着ているのを空港職員に見咎められたのです。


《今回、中国人観光客が着ていた地図にはこうして9つの破線で領海を示す九段線が描かれていた》


「中国政府が一方的に描いた九段線は認めない」というベトナム政府の方針もあり、空港警察は14人の中国人観光客に対しTシャツを着替えるように命じました。今後、ベトナム当局は空港内の監視カメラの映像を確認するなどし、詳しい捜査を続けていくようですが、観光客は地元当局の調べに対し「なぜTシャツを着ているだけで捕まるのか」と反発しているようです。


Tシャツを巡っては先日、アメリカのファッションブランドであるGAPが中国から「シャツに描かれた中国地図に台湾が入っていない」と指摘され、謝罪に追い込まれるという事件も発生しています。


《中国が主張する南シナ海の領海》


今回の観光客が行ったような行為は、外交関係の悪化だけでなく、その国における対中感情の悪化も招いてしまうものです。やはり観光で訪れる国には、決して政治的な主張などを持ち込むべきではないでしょう。

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