来ありえません。何故なら魔力は本来上限が定まりしもの。余程の修練を積んでも通常、生来の倍にもなりません」
俯きがちに額に手を当てていた巴が僕の方をカッと見る。P4のカットインみたい。ブルガリ メンズ
「ですが、澪との契約時には若の魔力量は既に私と契約した時の比では無い程に増大していた。それからも馬鹿げたペースで”最大値が”増大してきた」
「お前の目測違いだったんでないの?」
「その可能性は皆無です。契約時に魔力の力比べをしておりますからな。そして今もドラウプニルが染まるペースは上がる一方」
う、それは確かに。赤になるまでの間隔が短くなってきている。何かのきっかけで回復量でも上がっていると思ってたけど。
「若、そしてですな」
「何だ?」
「今、亜空が拡大しました」
「はあぁぁ!?」
いきなり相当な発言してくれてるじゃんか!ソレは僕がお前に調査を命じて未解決な事案ではなかったですかね!?
「若は、信じられないことに、その独自の集中とやらでご自身の魔力量を倍加させております」
「倍加!?」
「若のなさっていることは私たちの目には自殺にしか映りませんが、若にとってはいつものことだったのでしょう。なので我らも少しの間と見ておりましたが確信いたしました」
「集中しただけで自殺するか!」
「若の意識の拡散と収束、それに合わせて亜空世界が一気に拡大しました。いまこの時だけで、五度ほど。ここ最近一度も起こらなかったことが、です」
「また川とか山ができたってのか!?」
「いえ、広くなっただけでございます。恐らく、新たな地形は若が新しい従者を得た時に成るのではないかと」
「……おいおい、本気で? じゃあおちおち弓を射ることも出来ないのかい」
「実戦時にはここまで深く集中はなさらないのでは? 事実拡大は生じませんでした」
「てことは弓道として落ち着いてやることが問題なのか。それも参ったなあ」
「それは何れ対策を考えますが問題は魔力量の方でございます」
「え?」
亜空の拡大よりもまずいことなんてあるのか?魔力量?
「現状の若の魔力ですと、我々クラスの存在と契約しても一山幾ら程度の負担にしかなりません。儂と契約した時には半分近くを必要としたのに、です」
エ。
「いいですか? よく聞いてくだされ。若が現状有している魔力量に匹敵するのは」
エエエエエ。ブルガリ 時計
「……恐らく女神クラスです。いや下手をするとそれさえも超えている可能性があります」
エエエエエエエエエエ?
虫クラスの魔力ってなにそれ。神様にタメはれるくらいの魔力を持ってるわけ?僕。
隠すのマジきついってことになるじゃん!また負担増えるじゃん!
やびゃあ!仮面がどうとかいってる次元を超えだした!取る決心した時には別の問題が持ち上がるとか何様ですか!?
「とにかく押さえ込んでおいてください。ドラウプニルは毎日交換しておくのが良いかと。ドワーフには防具を優先して作らせますので」
最悪吸収効果を最優先して試作を出させると。巴は付け加えた。
「一体、どうしてこんなことに」
「おそらく、意識の拡散と収束が問題です。それをする度に若は死を経験し、そして生まれ変わるような状態になっていると想像できます。その時、魔力がゼロから一気に膨れ上がっているのではないかと」
死んで、生き返ったから魔力も二人分ってこと?それを繰り返したから倍増倍増また倍増ってわけ?なにそれ美味しくない。
「この亜空も」
まだ何かあるんかよ。
「事情が変わってきます。この仮定を信じると、若との契約で広くなった亜
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