長谷川穂積選手、おめでとう!





よくある「亡き~に捧ぐ~」的な煽りって、元々僕はあまり好きではないのだけど、今週月曜日のZEROをたまたま見たんだよ。




長谷川とお母さんのドキュメンタリーでね。






4月の武道館の試合で王座から陥落する所からだったんだけど、負けた瞬間のお母さんが凄くてね。






長谷川選手の奥さんに向かって、





「気ぃ落としたらいかんよ!」






「あーあ、ベルト取られちゃった」と嘆く子供に対して







「これからが始まりよ!また取り返したらエエやん!」






って言ってたんすよ。



僕、スゲーなこの人と思ってさ。
言葉はシンプルだけど、負けた直後に周りにこう言えるのってスゲーよ。






そんで、そのお母さんも末期ガンで今日の試合に間に合わず、天に召されたんだけども、、、、。





亡くなったあとのお母さんの日記がもう鳥肌モノで。






苦しみや痛みなら、全部私に与えてください。我慢しますから。


だから、どうか、あの子に光を与えてください。

もう一度、チャンスを。





僕、久々に号泣してしまって。



多分、10代やハタチそこそこならあそこまで泣かなかったと思うんだけどね。うん。色々わかってきたのかな。






だから今日の試合も祈る思いで見ていたんだけど、開始から長谷川選手らしいボクシングじゃなくてさ。



気持ち入りまくってて。
硬くなってガンガン打ち合ってたんですよ。



絶対勝つ!って気持ちが痛いほど伝わってきて。

だから結構危ない場面多くて。

解説者も





「こんなに打ち合う必要ないんですよ!長谷川のスピードとテクニックで充分勝負出来るんですから!」




「長谷川、落ち着いて!打ち合う必要ないんですよ!」




打ち合う必要ないんですよ!って1ラウンドに1回言ってたからね。



まあ相手もすごいタフで、長谷川の勝ちたい気持ちと相まって、スゴイ名勝負になっていったんですわ。





昔の小橋vs健介に近いものがあったな。理屈じゃない、気持ちの世界。





とにかく勝ってよかった。


試合後のインタビューも良かったなあ。




「自分の力不足でこんな試合になったんで、またボクシングを勉強します」って。




バンタム級をあれだけ防衛重ねた人が言うんだもんな。




長谷川選手の新たな防衛ロードも楽しみです。





ウー、ゼットン!














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