
ここ3ヶ月くらいはずーーーーっとユーロ安の流れが続いていた。
もともとFRBが利上げする、うん絶対する。ってイエレンさんがアナウンスをし続け、その実行確率がだんだん上がっている点とECBが利下げするよというのがあって対ドルでも下げ続けた。
円の動きとしては黒田さんが今の状態では追加緩和をするという感じには見えないこともあり、対円でもユーロ安は進む結果となっていた。
ゆるやかな坂を下り続けるようにころげていくユーロ。売りからしたら、上がったら売って、ある程度下がったら買い戻してのスイングでも放置でもよい状態が結構長かった。
対ドルに至ってはパリティ(1:1)が近づくのでは?という見方もあったが、昨日12/3のECBのドラギ総裁の発表で流れは一変した。
下げるよ下げるよーと言った内容は実行したが、市場が織り込んでいた以上のサプライズはなく、材料出尽くし感から一気に反発。
ユーロ円ではチャートに見られるように一気に4円以上ユーロ高円安に振れた。
売りで持っていた人たちはストップロスに巻き込まれてがんがんアラートが立っただろう。
今回のイベントはドラギさんの緩和に関する具体的内容の発表であり、きちんとその内容が出たのだからこのままユーロ安と考えるべきか、サプライズなしなら反発かは実際の市場を見ないとわからない。
やっぱり大きなイベントの際には特に個人投資家はポジションをニュートラルにしておく必要があるなと思った。もちろん逆指してれば損は限定されるが、仮にしていなかった場合だと4円動かれたら最悪持ち金が消えることになる。
追証解消どころか、マイナスが見える世界だ・・・
スキャルピングやる人にとっては極限のボラティリティの大波の中を乗りこなして大きなもうけを出した人もいるかもしれない。
ということで、今回も結果から見ればドラギショックだったなぁと思ったのでした。