借金のオークションからみるマイクロファイナンスの時代 | 昭和56年生まれが株FXとか原油とかに投資するブログ

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気づけばもう40歳になろうとしている
20歳のころから大して変わっていないのに

アメリカでは借金もオークションできる時代になったらしいロケット
http://www.prosper.com/
プロスパーというこの会社の事業は、お金の借り手と貸し手にオークションの場を提供しているニコニコ

その発想にびっくりだが、借金をオークションできるという響きはおもしろいクローバー
現在18万人が利用し、およそ45億円の融資額を設立1年間で達成したベンチャー企業。
おもろいよなー

手数料を両者より1%くらいもらってなりたつビジネスモデルわんわん
貸し倒れは今のところ1%未満と普通の金融業者より格段に低い。

これはムハマド・ユヌスさんのノーベル平和賞で有名になったバングラディシュのグラミン銀行などに代表されるMFI(マイクロファイナンスインスティテューション)によるマイクロファイナンスにも見られることだが、お金を借りる担保がない人たちに無担保で小額の貸し出しを行う場合、借り手の立場が弱いことと未払いのリスクは不思議なことにリンクしないねこへび
支払い義務を誠実に履行する(理由がある)人々に貸すとともに、5人くらいで連帯保証人のグループを作ることで生じる
プレッシャーのなせる技か。
なにはともあれ、社会的貢献度は非常に高いニコニコ銀行などではお金が借りれない(担保のない)人々に対して、仮に(銀行や他金融業者)借りれたときの金利よりかなり低い金利で貸し出しているからだ。
MFI自体の持続性を考えると収益としてどーなの?と思う点があることは確かだが、貧困に苦しむ人たちにある種の希望を与えていることは間違いない手裏剣


MFIはさておき、個人同士の貸し借りであるプロスパーなどのサービスでは貸し手と借りての情報の非対称性の問題とそれにともなう逆選抜などがあるにゃー
サービスがメジャーになるにつれこれらの問題が出てくるような気がするけれど、健全なサービス発展を祈りたいお月様

そして、日本でも個人はもとより中小零細企業などまでこのような金融システムが発展し、銀行以外のファイナンスサービスができるといいのだけど汗
規制が多い日本では道のりは長いか。。