ジョン・カバットジン(1944-)が説く呼吸の大切さ


『瞑想を行うときは、呼吸が注意力をつなぎとめる役割をはたします』

(《マインドフルネスストレス低減法》J.カバットジン、春木豊・訳、北大路書房、2007年)


呼吸は心臓とつながっていて、その心臓が、からだのほかの細胞に酸素をおくります。呼吸は、生のリズムなのです。


自己の呼吸を意識することは、からだの内部で、いまという瞬間におこっていることに気づくことです。


だから、瞑想というのは、ただのスピリチュアリズムというだけではなく、自己の心身に一体感をもたせることでもあるのです。『ヨガ(yoga)』ということばが『結合』という意味であるように、瞑想では、呼吸によってこころとからだを統一するのです。


こころとからだには、相関関係があると言われています。

たとえば、武道や医学といった分野でも、からだを整えることによってこころを整える、という考えかたはあります。ひとの身体というのは、もともと自然のものですから、呼吸には、風や波のように、リズムや揺らぎというものがあるのです。



🔻参考文献