今日の 読売、毎日 の 紙上に 載った記事から 印象に残ったものを 4題、ご紹介します。
まずは 読売の この記事から ――
萩尾望都 さん、米 漫画賞 受賞で 殿堂入り
「 漫画 という 文化を 世界の人々が 愛して下さり 感謝 」
米国の 権威ある漫画賞の アイズナー賞 で、漫画家 の 萩尾望都さん ( 73 ) が、「 コミック の 殿堂 」 を 受賞した。
小学館が 23日、発表した。
同賞は 漫画家の殿堂入りを 認めるもの。 小学館に よると、日本人では これまでに 手塚治虫さん や 大友克洋さん、宮崎駿さん らが 受賞しており、萩尾さんは 7人目となる。
萩尾さんは 1949年生まれ。
代表作に 「 ポーの 一族 」 「 トーマの心臓 」 などが ある。
萩尾さんは、
「 私の尊敬する漫画家は 手塚治虫です。 この方は 2002年に コミックの殿堂入り と なりました。
手塚治虫は アメリカの アニメーションに 感動し、生涯 漫画で その動きと 美しさを 追求しました。
私は 10代の頃、そういう 手塚治虫の作品に感動して 漫画家の道を目指しました。
そして今、アメリカの アイズナー賞を いただいています。
文化や表現は このように派生し 受け継がれて いくのだと、改めて思います。
そして、私の作品を 読んでくださった たくさんの 方に 感謝します。
漫画という文化を 世界の人々が 愛して下さるのを 心から 感謝します 」 と コメントしている。
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続いて 毎日の 「 脳トレ 川柳 」 で 入選した句です。
飲め 飲めと 妻のお酌で 水補給
川西 多川義一 五段 82歳
【 指南役 講評 】
多川義一さん、それは 奥様が 正しい ! 特に夏場は 喉が渇く前に 水分補給を することが 熱中症予防には 大切です。
水を たくさん飲んでも、蒸し暑くて 汗を かきますから、夜中に トイレが 近くなる心配も ないですし。 って、話 ですよね ?
まさか とは 思いますが、三 くだり半 を 突きつけられる直前の 水杯 じゃ ないですね ?
次は、第93回 都市対抗 野球 の記事から。
広島市 3-2 高知市 広島市、用意周到 サヨナラ
第 6日 ( 23日 ・ 東京ドーム )
広島市が 延長タイブレークの末、サヨナラ勝ち した。 1点 を 追う 六回、田村の 左中間 2点適時 二塁打で 逆転。 一度は 追いつかれたものの、延長十回 1死 満塁から 土居の 中越え適時打で決めた。
【高知市( 四国銀行 ) - 広島市( JR西日本 )】
延長タイブレーク 十回裏 広島市 1死満塁、土居が サヨナラ の 適時打を放つ = 平川義之 撮影
「 たま たま 」 なのかも しれませんが、よく、こんな 一場面を 切り取るものだ と、「 写真 」 と いう アートの持つ魅力に 感心しました。
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最後は 毎日の 日曜版に連載されている 「 松尾貴志 の ちょっと 違和感 」。
せっかくの 日曜なので、さわやかな記事だけを ご紹介 したかったのだけど……。
しかし、松尾氏の 余りに 独善的な姿勢に 耐え切れず、思わず 引用してしまいました。
記事の タイトルは 「 自民党 と 旧統一教会 関係は 究明されないのか 」。
その中の 一文に こう あります。
「 岸田文雄 首相は、安倍氏の国葬を 執り行う 意向を 表明した。
国葬の定義や 対象などの規定は 存在しないとはいえ、あれだけ 国民の分断を あおり、国会で 3桁にも のぼる 虚偽答弁を し、数々の疑惑を 抱えたまま 死去した 政治家 を、 『 憲政史上 最長にわたって 首相を務めた 』 と いう理由以外には 積極的に推す材料も ないのに、なぜ ここで 国の名において 国費で 葬儀を執り行うという 勇み足の表明をしてしまったのかが 謎でしかない。
『 聞く耳を持つ 政治家だ 』 と 自慢していた ことからしても 不可解だ。
追悼、弔意は それぞれの意思で 安らかに 行うべきであり、ここで 新たな火種を生み出す必要も ないのではないか。 ( 放送タレント ) = 7月19日 執筆 」
―― 松尾氏は 「 政治家の 使命は 内政と 外交にある 」 ことを ご存じ ないのだろう。
安倍 元首相 の 数々の功績に 目を つむり、「 『 憲政史上 最長にわたって 首相を務めた 』 と いう 理由以外には 積極的に推す材料も ない 」 ―― とは よく 言ったものだ。
氏の 頭の中には 「 安倍 憎し 」 と いう ドロドロした怨念しか 湧いていないのだろう。
そう言えば 松尾氏は、7月17日付けの 同コラムで、安倍元首相を 銃撃した 容疑者を こう 呼んでいる。
「 選挙終盤に、元首相が 元海上自衛官で 無職の男性に銃撃され、死亡するという 忌むべき事件が起きた 」。
―― 容疑者の前歴を 語るのに、なぜ、わざわざ 「 元 海上自衛官 」 と いう 一語を 持ち出してくるのだろう。
容疑者が その職に 就いていたのは 、ほんの 一時期 だけ なのに。
そこには 松尾氏の、 読者に対する このような 「 刷りこみ 」 が 窺える。
「 自衛官は 皆、危険を はらんだ 人たちなのですよ 」。
―― それは 日本全国の自衛官の方々への 侮辱 では ないのか。
〔 了 〕