映画『美しい星』 吉田大八監督

(原作:三島由紀夫)を観てきました。

 

「おおっ!」という少々びっくりな感じで、

同じ小説を読んでも、自分の想像していた

世界とずいぶん違うことに驚きました。

 

 

気になったので、

色々な方の感想や書評など読んでみますと、

 

『美しい星』は、三島由紀夫の中でも、

異例なSF的スパイスが効いた小説という

捉え方が多くありました。

 

 

映画はそのあたりが、

伸び伸びと描かれていたように

思います。

 

妻以外の家族が、みんなバラバラの星

(火星・金星・水星)からきていたことに気づき・・

 

滅びゆく地球に、気づかない地球人、

美しい地球を救おう・・という異星人たち、

というようなSF的な展開で広げられます。

自分とは違う見方があってとても勉強になり

楽しかったです。

 

 

運命分析の視点からとらえて

小説を読んだ私にとっては、

あまりSFな感じはなくてですね、

 

むしろとても現実的で人間らしい、

人の心の奥に迫るものを感じました。

 

ラストシーンは、家族4人が丘の上で

円盤をみるのですが、

なんとも儚げで、わかっていても何度も

涙がでてしまいます。

 

天体の星の名前が出てきますと、

なんとなく、

想像を超える世界なので、

ファンタジックな色がついてきます。

 

0学運命分析も、水星とか火星とか木星などと

星の名前があり、

「木星のあなたは・・・・」と書くと

ファンタジックな世界観が広がると思います。

 

私の使っている運命分析学は、

テレビのブラウン管を研究していた

科学者が、

極めて科学的に運命を解くために

創った運命分析学です。

 

ですが、

天体の星の動きとは関係ありません。

 

星の名前がついていても、

星占いではありません、

 

なぜ0学の創設者

御射山宇彦師は、

星の名前を付けたのでしょう。

 

例えるなら、

何でも良さそうです、

 

ですが、

科学者は運命分析上の

言葉のひとつひとつを

精巧につくっています、

 

ちょっとした思いつきでは、

とても考えられないほど

奥深いです。

 

なぜ、花の名前などではなく、

「星」を選んだのか?

 

 

また、

この三島由紀夫の小説

『美しい星』というタイトルの意味について

考えてみますと、

 

なんとなく私は、

 

共通するテーマとして

『ふ○○』が頭に浮かびました。

 

たとえば、

あなたは 今、

 

自分の立っている場所を、

「美しい星」だと、

感じているでしょうか?

 

地球にある、

山や川、海、空、植物など自然な

景色をみて美しいと感じることは、

あるかもしれません。

 

ですが、もっと

 

今いる地球について、

 

地球全体を

ひとつの「星」という視点で、

とらえるということが、

どういうことか?

 

私は以前、宇宙飛行士の

山崎大地さんのセミナーをお聞きしていて、

 

「オーロラがきれいって、みんなが観ているのは、

内側で、じつは外側からみることもできるのです」

 

それを聞いて、初めて、

「外側から観るオーロラ」という新たな想像が

できました。

 

また、

「本当に地球は美しい」とおっしゃっていました。

 

壮大な視点から世界をとらえられる方の

貴重なお話です。

 

 

ということは、

 

自分のいるこの地球を

「美しい星」と、捉えるには、

 

宇宙レベルに、自分の視点を変えなければ、

できないことです。

 

 

三島由紀夫の小説「美しい星」に、

戻りますが、

 

私がこの小説を通して、

とても強く感じるのは、

ものごとを捉える

自分の「視点」です。

 

 

人間は、

純粋な心をもって、正しく生きていても、

 

自分の属しているまわりの環境から日々、

色々な影響を受けています。

 

小説では、村田屋という雑貨屋が出てきますが、

 

村田屋の家族は、

あまりの貧しさから、心まで貧しくなってしまい、

裕福そうな人を妬み、こっそり騙して利益を得たり、

意地悪をしたりします。

 

貧しい環境が広がると同時に、

そういう心まで貧しくなってしまう人も増えていき、

 

その中で、純粋に、正しく生きようとすると、

それだけ、

そういう周りとのギャップが大きくなるので

傷つき方も大きくなります。

 

- 運命分析ワンポイント -

 

善と悪は陰陽の関係であり、

一対でセットです。

 

そして陰陽とは、じつはひとつであり、

一枚の紙の、裏と表のような関係です。

 

善が大きくなればなるほど、

紙の「表」の面が大きくなるように、

裏をかえすと、裏も大きくなっているのです。

 

ですので、善の裏をみれば同じだけの悪が

くっついでいます。

一対ですので、切り離すことはできないのです。

 

じゃあ善な人は、うわべだけで、

本当は、悪にもなるのか?

 

ということでは、もちろんなくてですね、

陰陽という相反する要素ですから、

 

陽は表であり、陰は裏の要素で、

絶対に表に出てこない要素です。

 

大きく善な人は、裏の要素として、

悪をたくさん知っている、

悪をいっぱい、知っている

ということです。

 

悪というのはどれだけ悲しいことか

悪というのはどれだけ傷つけることか、

否定的概念で、山ほど知っているので、

大きな善を

裏から底上げしている構図です。

 

 

あたまがごちゃごちゃしますが、

 

そういうことで、

 

とても純粋な人だとすれば、、そのぶん悪をみたときの

衝撃は大きいものです。

 

大きく傷つき、

とてつもない苦しみに襲われた時、

どう対処したらよいのでしょう。

 

信じていたものに裏切られた、

不治の病など、

 

恨むことや仕返しなど考えることのない

純粋で、温かい心をもった人が、

 

他人に怒りや悲しみのぶつけようがないとしたら、

どうすればいいでしょう?

 

少しでも幸せを感じるために、

豊かな心を取り戻すために。

 

それは今の位置から、視点を高く変えること。

 

「俯瞰」です。

 

「私は火星人で、あのズルい人は地球人」

「地球人は愚かだから、仕方がない」

「地球人もいつかわかる時がくるでしょう」と、

 

視点を変えてとらえることで、

とてもラクになるのです。

 

ですので、

木星でも、金星でも、

アンドロメダ星でも、シリウス星でも

 

自分の興味があったり、

好きなイメージのものを使って、

 

俯瞰的にものごとをとらえられたら、

とてもラクになります。

 

0学の創設者も、

陰陽を捉えるには、俯瞰が必要だから

星の名前に例えたのだと思います。

 

2次元の世界を捉えるには、

自分が2次元の世界にいては

わからないのです。

 

3次元の世界にいって初めて、2次元を

捉えることができるようになります。

 

そうなると、

自分を俯瞰できる視点に

変えていくことで、

みえる世界が大きく変わります。

 

「星」

 

自分がどこの星からきたのか?

 

 

それは、妄想なのか、記憶なのか、

よくわからない、、

 

それは、どちらでもいいことなのかもしれません。

 

 

悪を排除しようと、純粋に善を求めたら、

きっときれいな円盤がみえるでしょう。

 

ガラスのように繊細で、美しいですが、

儚いです、

 

なぜならそれは・・・・

(つづきは、ロミレーの運命分析セミナーで)

 

******************

 

 

ロミレーの無料メルマガ・・・ぜひとも!

《生涯生かせる 幸せに導く運命分析》

https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=ylTkDpweog