8/10からのイベントは「放課後プールサイド」である。
イベントタイプとしてはロッククライミングに該当する。
ロックラについては「その69」「その55」等で幾度か解説済。
「ロックラってつい最近もやったような?」
うむ。「その101」もロックラ時の記事なので、20日くらいしか経ってない。
この実施間隔の短さはかなり珍しい部類。
とはいえ、「最近はロックラの頻度が少ない(3ヶ月に1回程度)」と、
ワイも含め各所から不満?や追加実施の要望が出ていたので、これは
「ユーザの要望にお応えして」だと、一応評価できるだろう。
二週連続イベントではないせいもあってか、鍵の入手難易度が前回のような
「初心者殺し仕様」ではない点も、初心者には有り難いイベントかと。
■セラスク降臨
先週のキズナフェスがかなりの激戦だったので、今週は使い回し水着で
繋ぎの貯石フェス…と思いきや、今週も新規水着である。
トレンドは「ほうかごペンギン」、いわゆる「セラスク」衣装に該当する。
「『いわゆる』とか言われてもわかりませんが…」
画像を見れば一目瞭然。セラスクとは、スクール水着+セーラー服の、
夢のマッスルドッキングである。
「でもこのメンツならなぎさがPUにいないのは何故?」
「そこはかとなく潜水艦娘の香り…」
うむ。胸部前面装甲基準ではなく、今回はロリ基準?で選出した模様。
20代には少々苦しい衣装かもしれんな。
「こんな衣装で女の子に掃除させるなんて、変態!」
■アタッカービルドの戦術論
さて、「その101」の続きでビルド戦術論について考察を進めたい。
今回はアタッカーのビルドについて。アタッカーというのは、「その21」
の役割タイプで言えば「特化アタッカー」や「エールアタッカー」を指す。
尚、あくまで「一般的なセオリー」であり、特殊なビルドの戦術については
下記の原則が当てはまらないケースもあり得る点を留意されたい。
アタッカーは得点やスコアを稼ぐのが仕事。なので、アタック時パラメータ
上昇のスキルやスタミナ軽減スキルを山盛り積みたい。それ以外のスキルは
「エンフェア」(その71参照)かプラチナアタッカー程度に抑えたい。
アタッカーのビルドでは、「得意属性」つまり、「POWかTECの内高い方の
パラメータ」の側は、レシーブバフやレシーブデバフなどの「レシーブ専門
スキル」を潜在やボードに装備することはしない、のが基本となる。
パッシブスキルならば「アタック時、レシーブ時、双方に効果がある」ので、
「ベースのパラメータ+パッシブの効果」のみで得意属性レシーブを成功
させる方向でビルドを考える、ということ。
SSRアクセサリについてるレシーブスキルとかがあるかもしれないが、
それは原則、アテにしない。
「アクセサリのスキル覚醒とかほぼできないですしね」
尚、極端な勝率特化(スコア軽視)ビルドを除けば、不得意属性でのレシーブ
は高難度ではほぼ成功を諦めるのがアタッカービルドのセオリーと言える。
ここまでを「アタッカービルドの共通事項」と仮定して。その先、
具体的なビルドの最終的な方向性は大きく以下の2つある。
α型β型はここだけの(当ブログでの)仮称で、公式の分類ではない。
α型◆攻撃ブロマイド型アタッカービルド
<無課金POW型の例>
【水着】花鳥風月
【ブロマイド】強烈スパイク*3
【潜在能力】PP13STM(27%)*2、PP12STM(24%)、PP5STM(9%)*3
ブロマイドをPOW属性やTEC属性(アタックバフ)で揃えたアタッカービルド。
スタミナ軽減はほぼ潜在能力に頼るので、スタミナ軽減100%前後を目指す
なら潜在能力は大半がSTMになる(ドルチェがあるなら別だが)。
β型◆スタミナブロマイド型アタッカービルド
<無課金POW型の例>
【水着】花鳥風月
【ブロマイド】驚異のスタミナ*3
【潜在能力】PP13STM(27%)*2、PP13POW(27%)、PP5POW(9%)*2、
PP4POW(7%)
ブロマイドをSTM属性(スタミナ軽減)で揃えたアタッカービルド。
スタミナ軽減100%前後を目指す場合、潜在能力は攻撃系とSTMの混在
になるはず。
尚、当ブログでは一応「たとえ無課金でも実施可能な攻略セオリー」の考察
をメインにしているので、上記例では有償水着やエンフェア潜在は使わない
形にしてあるが、もし持っているなら当然有効活用すべきと考える。
「α型とβ型の使用感の違いは何でしょうか?」
一番大きな違いは「得意属性のパッシブスキルの割合」だろう。
α型は潜在がほぼSTMになるので、POWやTECのパッシブをあまり載せられない。
SSR水着なら水着自体のパッシブが最大覚醒なら10%程度あるだろうが、
他はほぼベースのパラメータの高さに頼って得意属性レシーブする形になる。
難関面では「こちらの得意属性でもレシーブ失敗」とかにややなりやすい。
一方でβ型はスタミナ軽減100%前後を目指す場合でも、得意属性
(POWやTEC)のパッシブを最大50%程度積むことが無課金でも十分可能。
なので難関面で敵のアタック時補正後パラが1万5千とかになっても、
β型ならば得意属性ならベース+パッシブで普通にレシーブ成功できたり
しやすい。
「ならβ型の方が高性能なの?」
否。必ずしもそうではないのがこのゲームの悩ましい部分で。
■「レシーブ時補正後パラメータの調整」の匙加減が難しい
「その101」で考察した通り、一定以上の強さがあるなら、通常は「アタック時補正後パラメータ」は、概ね「高ければ高いほど良い」と言える。
何故ならアタック時パラは「オーバーキル」になっても「獲得スコア向上」
という大きな見返りがあるので。
アタック時やレシーブ時のパラメータが大きくなると「スタミナ消費量も
増大」というデメリットがあるのだが、アタック成功時の消費スタミナ量は
STM系スキルでスタミナ軽減が可能であり、スタミナ軽減100%前後まで
達していればそのデメリットはかなり軽減できる、というのも理由の一つ。
では「レシーブ時補正後パラ」も「高ければ高いほど良い」と言えるの
だろうか?。
その答は「NO」である。
レシーブ時パラは「オーバーキル」状態で更に高いパラを目指しても見返りは
ほぼない。それで獲得スコアが向上したりはしないということ。
それどころか、レシーブ時のスタミナ消費量はスタミナ系スキルでは軽減
できないので、無駄に高過ぎるレシーブ時パラは「スタミナ消費が大」という
デメリットが結構痛い、のが実情。
理想を言えばこちらのレシーブは「敵のアタック時パラをギリギリで上回る」
くらいの僅差の数値でレシーブ成功するのが「ベスト」ということ。
敵のアタック性能に比して無駄に高いレシーブ時補正後パラになるのは
燃費が悪くてイマイチ。
しかしレシーブ失敗するような低いレシーブ時補正後パラになるのも
無論イマイチ。
敵のスペックに応じて、「高過ぎず低過ぎず」ちょうどレシーブできる
程度の絶妙なレシーブ時パラになるよう適宜調整するのが一応は理想。
「そんな調整は難しいですよー><」
そらそうよ。敵のスキルだってランダム発動のがあるし、双方のスタミナ
増減に応じてベースのパラも変動、テンションバーストの影響でもパラは
上下する。
その匙加減を完璧に管理するのは人間では無理。
しかし「レシーブ時パラが無駄に高過ぎるのはむしろデメリット」という
事実は、戦術構築において考慮せざるを得ない重要テーマである。
そのことを忘れてはならない。
そしてβ型のビルドは、育成が極まっていくと「レシーブ時パラが無駄に
高過ぎる」状況にわりと陥りやすいのが現状である。
「ブロマイドがSTM属性縛りですからね」
うむ。アタック時パラを伸ばそうと思ってもバフスキルはあまり選択肢が
なく、POWやTECのパッシブを多数載せる→レシーブ時パラが高くなり過ぎ、
という展開がβ型は少なからずあったりする。
まとめると、α型β型の基本的なメリットは以下となる。
■α型のメリット
・スタミナ軽減スキルがパッシブの潜在能力(100%発動)主体なので
スタミナ軽減発動のランダム性が少なく、スタミナ軽減率が安定しやすい
・ブロマイドがPOWやTEC属性でアタックバフを積みやすく、レシーブ時パラ
を無駄に上げずにアタック時パラだけ伸ばすことがやりやすい
■β型のメリット
・ブロマイドがSTM属性でスタミナ軽減をブロマイドでフォローしやすく、
その分潜在能力でPOWやTECのパッシブを積みやすく、アタックとレシーブ時
パラをパッシブで両方同時強化しやすい
■総合的に
上記メリットを踏まえると、「敵に比べてこちらのスペックが高め」の
状況ではα型が、「敵に比べてこちらのスペックが低め」の状況ではβ型が、
「レシーブ時パラの調整」を考慮すれば「適している」と概ね言えるだろう。
「キャラレベルカンスト、EXオイル★2を3つずつ、ブロマイドや潜在も完璧」
みたいな育成が極まった状態なら、最終的にはα型が適している状況が多い
かもしれない。
また、ドルチェのブロマイド(末尾WG)などの超性能パーツをビルドに組み
込もうとした場合、末尾WGのブロマイドはブロマイド属性がPOWかTECなので、
現状は必然的にα型の方向性になる(β型ではWGブロマイドを活かせない)、
という側面もあるだろう。
WGブロマイドはスタミナ軽減効果も兼ね備えているので、スタミナ軽減に余裕
ができる=POWやTECのパッシブ潜在もある程度は積みやすい、という点も
あるので、もしドルチェがあるならα型を基本としていい、と考える。
しかし「トレンドガチャを引かずに推し2人にトレンドSR水着を着せて戦う」
みたいな形で周回するイベントでは、ベースのパラがどうしても低くなるので
「高ランク試合でα型では得意属性でもレシーブで受けきれない」みたいな
ケースも少なからずあったりする。
あるいは今後敵の強さのインフレ化が進んで敵のアタック時補正後パラが
高騰した場合なども、β型の方が無理なくレシーブ対応しやすいか。
スコア効率上はα型に劣るケースが多くとも、「強敵やキツい状況に対応
しやすい」汎用性はβ型の方に分があるかもしれん。
「つまり両者は一長一短、と」
うむ。最終的にはブロマイドも潜在能力も両方完備して、状況に応じて
α型とβ型を適宜使い分け、というのが究極の戦術かもしれん。
「そんな境地に達するのはいつになることやら^^」
■その他、考慮すべき事項
他にも考慮すべき点はあって、たとえば「各パーツの入手難度」なども
ビルド構築を考える際、新参ユーザは考慮せざるを得ない場合もある。
「どういう意味でしょうか?」
具体例を挙げると「9%STM潜在不足問題」というのがあってだな。
上記α型の例では、PP5のSTM(9%)潜在能力を3つ装備している。
しかし4周年以降に始めたような新参ユーザは、「ロックラで鍛えると
9%になるSTM潜在能力」を推しキャラでもまだ1つも持ってない、
みたいなケースが結構あると思われる。
PP5潜在のロックラ強化時の最大強化値は「その55」参照。
「原石やLVUP報酬以外の(水着から取り出す)PP5のSTM潜在」の最近の配布量
は、POWやTECのそれに比べて極端に少ない、というのがその原因で。
その場合、「必要なパーツがそもそも入手できないので目指すビルドの
完成が目指せない」みたいなケースも実際あり得る。
プレイ歴1年以上のユーザなら「かえでのスタミナ」など幾つかは持っている
ケースが多いだろうが、そうでないユーザがα型を目指す上では、この
「9%STM潜在不足問題」は結構ネックになりかねない。
以前は「PP13固有名STM潜在」が不足潜在の定番?だったのだが、こちらは
2022年に入ってからだいぶ供給数が増えて解消されている。なので、最近は
PP5(9%)STMの方が足りない傾向が顕著になっている模様。
尚、今回の「有償限定キャラ向けトレンドSR水着」はSRイランイラン
になっている。これから取り出せる潜在能力はまさに「PP5のSTM」であり、
ロックラで鍛えれば9%まで育つ貴重品である。
それに併せて今週のイベントショップではSRイランイランの
スキル覚醒石が売っている(トークンと交換で入手可能)。
この水着は一部のキャラのヴィーナスショップで入手可能である。
普段に比べて少ないヴィーナスコイン消費で潜在能力を入手するチャンス
なので、欲しいキャラのがあるならチェックをオススメ。
「有償限定キャラ向けトレンドSR水着」やヴィーナスショップ関連について
は「その58」で解説している。
「初心者は是非チェックを^^」
今回の公式の説明頁は以下
https://doax-venusvacation.jp/info/30398.html
■2022年8月の月号チケット