デパートのはなし② | 意地に生きるも男の本懐 なんてね

意地に生きるも男の本懐 なんてね

意味はほとんどない・・・ひとりごと

ちょっと懐かし昭和の思い出話

     (サブタイトル)



(続き)


 横断歩道を渡って「ユニード」に着くと

まずは1階から屋上まで入念に見て歩く。

掘り出し物がないかチェックしていくのだ。

ある時は、黄色と白のチューリップハット

を格安で手に入れてすごく満足したものだ。



 屋上は、ゲームコーナーとレストランが

あった。ゲームコーナーには、たくさんで

はないがゲーム機が並べられていた。この

中でも特に気に入ったのは、オミクジを引

く奴だ。お金を投入すると巫女さんが出て

きてコミカルな動きをしながらオミクジを

出してくれるというものだ。たわいもない

ものだが「大吉」が出ると妙にうれしかっ

た。ゲームは大好きだったが、お金もそん

なにないのでそこそこに・・・そろそろお

腹が空いてきた。しかし、レストランで食

べるなんて贅沢はとてもできない。迷わず

地下に直行である。ここにはリーズナブル

焼きそばやラーメンを売っている店があっ

た。カウンターだけのこじんまりした店で

あったが、愛想の良い大柄な京塚昌子似の

おばさんが手際よく焼いてくれる焼きそば

は、妙に旨かった。



 そして、ユニードを満喫した我々が、帰

り道に㋣百貨店に「寄ったことは言うまで

もない・・・。(おもちゃ屋です)