万博のはなし① | 意地に生きるも男の本懐 なんてね

意地に生きるも男の本懐 なんてね

意味はほとんどない・・・ひとりごと

ちょっと懐かし昭和の思い出話

     (サブタイトル)



 1970年に大阪万国博覧会が開催さ

れた。私は都会で開催されているこの催

しを遠いところで起こっている夢物語の

ように思っていた。そんな時、晩御飯を

食べていると、母が突然「万博に行く!」

と宣言したのだ。



「はああ?」私はひどく驚いた。今まで

家族旅行等行ったこともなく、広島から

上に入ったこともないのだ。そんな中、

母、祖母、兄、私の4人で大阪のおばさ

んの家を目指すことになった。



 ○○駅から快速で途中乗り替えるので

あるが、田舎者がいきなり張り切ったも

のだから、乗る電車を間違えた・・・。

車掌さんに聞いたら電車が違うと教えら

れ、乗り換えの駅まで車掌室の所で待た

してくれた。やさしい車掌さんで良かっ

たと心から思ったものだ。



 おばさんの家は西宮にあり、駅まで迎

えに来てくれた。向こうに着けばしめた

もので、すべて車での移動だ。初めての

高速道路は、ひどく大きく、窓から入っ

てくる風は都会の香りがした。




to be continues