おやつのはなし① | 意地に生きるも男の本懐 なんてね

意地に生きるも男の本懐 なんてね

意味はほとんどない・・・ひとりごと

ちょっと懐かし昭和の思い出話

     (サブタイトル)


 田舎には駄菓子屋さんは、あるにはあるが、

そんなに小遣いも持っていないのでいろんな

ものが「おやつ」になった。



 小さい頃、私の面倒は、いつも祖母が見て

くれていた。



「おばあちゃん!お腹すいた・・」

というと祖母は、迷わず鶏小屋に行く。何を

するのかと思ったら、生みたての卵を取り出

し、釘のようなもので穴を開けた。縁側に私

を寝かせたら、おもむろに卵を吸わせるので

ある。生みたてといっても「生卵」である。

最初は吸っても吸っても白身である。白身に

飽きたころ、やっと黄身に到達する。濃厚な

味の君が口いっぱいに広がって行くのである。

この瞬間が何ともたまらないのだ。これが癖

になっていつも生卵を吸っていたものだ。



「のどが渇いた!」

といえば祖母は「ミルク」をくれた。ただ当

時牛乳の配達などあるわけがなく、私が飲ん

でいたのは、ヤギの乳だったと後で母から聞

いた・・・。(微妙)



to be continues