ちょっと懐かし昭和の思い出話
(サブタイトル)
田舎には駄菓子屋さんは、あるにはあるが、
そんなに小遣いも持っていないのでいろんな
ものが「おやつ」になった。
小さい頃、私の面倒は、いつも祖母が見て
くれていた。
「おばあちゃん!お腹すいた・・」
というと祖母は、迷わず鶏小屋に行く。何を
するのかと思ったら、生みたての卵を取り出
し、釘のようなもので穴を開けた。縁側に私
を寝かせたら、おもむろに卵を吸わせるので
ある。生みたてといっても「生卵」である。
最初は吸っても吸っても白身である。白身に
飽きたころ、やっと黄身に到達する。濃厚な
味の君が口いっぱいに広がって行くのである。
この瞬間が何ともたまらないのだ。これが癖
になっていつも生卵を吸っていたものだ。
「のどが渇いた!」
といえば祖母は「ミルク」をくれた。ただ当
時牛乳の配達などあるわけがなく、私が飲ん
でいたのは、ヤギの乳だったと後で母から聞
いた・・・。(微妙)
to be continues