読者の登録、大歓迎ありがとうございます。
ゼロ思考メソッド・佐田式アファメーション・カウンセラー養成初級講座の第一期が修了しました。
4ヶ月間は、震災の影響もあり、激動の変化を経験した道中でした。
震災直後、最悪メルトダウンか!?とも言われていた3月半ばに講座を決行したことで、関東在住の受講生の皆さんが、改めて信頼を寄せてくれました。
そういう意味でも、第一期は記憶に残る特別な養成講座だと思います。
今回、最初からカウンセラーが一般的に手詰まる部分を扱いました。
「ありのままでいい」という伝え方だと、一時癒されたとしても、悩みのループから抜け出せない構造
解決しない悩みを解決しようとするから、いつまでも悩む構造
実は、問題解決すればクライエント自身が困るため、セラピストへは「変わりたい」と言いつつも、無意識では「変化しないように!」と頑張っている構造
などを押さえた上で、実技の数々をこなしてもらいました。
カウンセリング時の様々な視点と実践をこなし、実際にアファメ-ションを作成。
終了後は、12人セッションをこなしてもらって認定試験をします。
講師側としては、合格の可否を決める基準が必要。
客観的な数値化までしなくても、公平な視点でポイントを押さえる判定が不可欠でしょう。
実は、「公平」という視点が難しくもあります。
流れのスムーズなセッションが必ずよい、と言うわけではないからです。
ここで、「え?」と思われた方がいるかもしれませんね。
というのも…セラピスト経験のある受講生さんの場合、
慣れ親しんだ技法をつい使ってしまい、「その場で学んだ技法」を試さないマイナス面が出る可能性もあります。
また、経験を積んだセラピスト(カウンセラー)だと、どうしてもセッション中に「クライエントの悩みの構造」が見えてしまい、気づきを促す前に「指摘」してしまうことも…
クライエントとの関係性が築けていれば、それも一つの方法です。
が、それだけだとクライエントの「自分で気づくプロセス」の入る余地は狭まります。
「対話による、クライエント自らの気づき」を十分促せない状態ですね。
そして、セラピスト指示型のセッションとなれば、依存の起きる度合いが(クライエント気づき型セッションに比べ)高くなります。
指示型セッションが極端になれば、
教祖と、信者
支配する親と、服従する子
資金援助と、使役放棄
に似た依存の原型がうまれることも。
私のセッションを受けた方から、
「よそで受けたセッションはスムーズでよかったんですけど、正直ピンとこなかったんです。
でもその場で、セラピストに遠慮して、『変わりました!』と多少演技して言っちゃってたんです。
今回は、私が引っかかりながら考えて、自分で答えが出せたのがよかったです。
今日のセッションは心から腑に落ちました」
…と言ってもらったことも
現実に変化を起こすセッションをするには、こちらが教え込むのではなく、「クライエント自ら気づく」ことが大切と思って、今までセッション方法や接し方(あり方)を研究してきました。
腑に落ちるセッションがあって、佐田式アファメーションは効果が出るのです。
佐田式アファメーションは、気づき9割、言葉1割の割合でしょうか。
また、授業でカウンセラー役になった受講生さんが技法的に未熟でも、とつとつと語ることで、「クライエントの現状の考え」を否定することなく、その気持ちにより添い、心を開くセッションができる人もいます。
セッションの流れは、スムースではなく、パッと見の完成度は低いですが、大きな可能性を秘めています。
その人の存在そのものが、クライエントに安心感を与えるのですね。
この「相手の考えを否定することなく~」という人柄の良さを感じる部分が、批判する癖のある人には乗り越え難いポイントであったりします。
ただ人柄の良い分、クライエントに遠慮して、ズバッと切り込む質問をしない点が改善点だったりもします。
こうなると、技術とは別に「人間力」という、より数値化できない領域も、「カウンセラーとして独り立ちできるかどうか」の判断基準ラインとなります。
このあたりの技能や視点を、養成講座にて1月から4月まで8回にわたって伝えてきました。
これをクリアーして、受講生の皆さんが、
身近な生活で役立つカウンセリング技術と、
仕事や家族間で役立つコミュニケーション技能と、
現実を変容させる佐田式アファメーション作成
…をある程度以上できることが今から楽しみです。
受講生さんの可能性を見つけ、それを伸ばしていくのが我々の役目。
これから、修了生の船出を見守っていきたいと思います。
お知らせ
次回の「ゼロ思考メソッド、佐田式アファメーション・カウンセラー養成講座」の日程が決まる
訂正
前回、35万円になっていましたが間違いです→30万円
10日→8日間
申し訳ありません
場所は北海道!
季節は初夏と秋の2回で合宿8日 + 8月のDVD講座。
それも、「森林活用(森林セラピーやシダーアロマオイル製造など)」で近年売り出している町、下川町にての合宿セミナーです。
森林浴などもオプションにして、北海道の雄大な自然を満喫しながら、カウンセリング技術を学ぶ合宿に、と考えています(予定)。
このシチュエーションには、講師側もウキウキしています
合宿日程は「海の日」を挟んで前半、
7月16(土曜)~19日(火曜)の4日間。
後半、「敬老の日」を挟んで、
9月17日(土曜)~20日(火曜)の4日間。
8月は、DVDかSkypeの自宅学習の予定。
全部で8日の日程です。
受講料は30万円(旅費・宿泊費別)。
・宿泊は高くても一泊3000円以内、もっと安くなる予定。
北海道の自然の中に位置する下川町は非常によい環境です。