年金暮らしのこのシニア、自慢じゃないが「確定申告が必要な人」の要件に該当しないので、手続きなどの面倒がない。

 

 ただ、このたび所得税以外の納付申告が必要になったので、こういう時にこそ、マイナカードが活躍するんだろうと思い、「e-Tax」に挑戦してみた。

 

 

 数年前、所得税の還付請求をしようとオンラインに取り組んだ際は、事前に税務署から識別番号を取得するなどしたが、結局操作がうまくいかず断念し、アナログ対応に終わっていた。

 

 リベンジの意味もあって、2年前に楽天でポチって仕舞っておいたカードリーダーを取り出し、マイナカードと入力関係情報を横に置いて、いざ開始した。

 

 まずは「e-Tax」システムにアクセスして、画面の指示に従い、事前準備セットアップのインストールや設定等を行うのだが、‥やはりシニアには分かりにくい。どうやら、マイナポータルとe-Taxでデータ連携させるらしいが、Google chromeがどうとか拡張機能がどうとかと、あれこれ訊いたり促したりしてくる。

 

 

 ようやく入力画面にこぎつけて、所定の項目について登録し終えると納税額が表示される。事前の計算と合致しているので間違いないだろう。申告書を確定させて送信ボタンをクリックして納税申告は完了した。

 

 しかしまだ、納付手続きがある。電子申告をすると、税務署からの納付書送付や納税通知がないらしい。電子納税、クレカ、スマホアプリ納付、コンビニQR納付、金融機関窓口納付から選択しなければならないので、電子納税を選択し、必要事項を入力した。

 

 すべて終えるまでに1時間以上要した。シニアには、なかなかしんどい作業ではあった。単発の案件なら、税務署へ出向くほうが楽かもしれない。ただ、雪国の厳寒期に天候に関係なく手続きできるのはありがたいから、毎年の確定申告が必要な場合は重宝するだろう。慣れればどうってことなさそうだ。

 

 「e-Taxの利⽤件数」をみると思いのほか少なめだ。令和5年度は12⽉末現在の件数なので、きょうのこのシニアの手続きは、今後の件数に追加される。達成感!そして納税バンザイ⁉w