野党・自由民主党に“自由”は要らない-5 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 





「夕刻の備忘録」 様のブログより。



J-NSCが出来たのは何の為なのか。何が切っ掛けでこの組織が出来たのか。自民党議員の多くは、この問題を考えたことも無いのであろう。国民が分かってくれない。国民に説明が出来ない等々、寝言を言う前に、自党内にある組織の存立の過程ぐらいは調べてみてはどうか。

麻生政権末期にあって、ジリジリと支持率が回復傾向にあったものを、一気に吹き飛ばし、トドメを刺したのが総務大臣・政務官の辞任事件であった。これさえ無ければ、と今でも思う。考えれば考えるほど、許せない事件である。これも与党癖が抜けないピンぼけ連中の仕業であった。党より自分のエゴイストの仕業であった。

しかし、どれほどマスコミが麻生政権を否定しようと、中川問題で朝から晩まで飲酒ネタをばらまかれようと、麻生の掲げる政策を支持する者、その人柄に惚れ込んだ者達は、微動だにしなかった。自分達の出来ることを徹底的にやり抜こうと誓い、事実、最後の最後、投票箱が締められるその瞬間まで、メールや電話、直接、間接に友人知人に投票に行くように促したのである。

2009年の夏、全力をもって走り回った人達が居たのである。そうした人達が基礎になって出来たのがJ-NSCである。こうした人達に、会期延長云々の説明は無用であろう。誰もが国会中継を見て、このままでは日本が持たない、と日々焦燥感を募らせているのである。しかし、こうした人達は会期延長賛成組の議員から見れば、「国民」の中に入らないことになってしまうではないか。最も熱心に、真面目に応援している人達を外すような発想で、一体何が反省なのか、何が改革なのか、全く話にならないのである。

石破氏のブログによれば、あの時、自らが麻生退陣を画策したのは、支持率が急降下する中で、同僚議員の多くが討ち死にすることが眼に見えている状態で、何も手を打たないでいいのか、自分に出来ることは何かを模索した結果であったとのことである。しかし、その目論見は失敗し、「万歳突撃的」に総選挙に雪崩れ込んでしまったという。

冗談ではない。

我々は自民党に「万歳突撃」など期待したことはないし、ましてやあれは「万歳突撃」ではなかった。そんな認識は一切無かったのである。正々堂々と最後の最後まで、偏向報道を繰り返すマスコミとやりあって、少しでも票を、一人でも多くの議員をと、足掻きに足掻いていたのである。支援者側には、「目を瞑って突撃する」ような弱気な者は居なかった。最後までしっかりと目を見開いて、自民党が勝利することだけを信じて戦ったのである。

何を考えてこうした言葉を使われているのか知らないが、事実がどうであれ党内の空気がどうであれ、我々の気持ちの中に、最も熱心に支援した人達の気持ちの中に、こうしたやけくそ的な発想が微塵も無かったことだけは断言出来る。その意味で、国民に説明云々を続ける自民党幹部としては、実に不適切であり不適当な言葉であると考える。

こうした極めて重大な問題は、一向に表に挙がってこないのにも関わらず、マスコミが騒ぐ問題だけには異常に敏感に反応して、反省・改革を軽々に口にするのが、最も自民党が反省すべき点である。マスコミを倒す為には、国民の力の結集が必要であるが、しかしこの問題はやはり政治家が勇気を持って先頭に立たねば解決の糸口は見えないものである。

地元への説明を強調するのは、国会議員として恥である。そして同時に、偏向マスコミと戦わないこともまた恥である。マスコミの流す与太話に誘導されて、地元をウロウロするなら恥の二乗、三乗倍である。真面目な支援者を横にやり、修正不能な人達ばかりに媚びを売る発想では何も進まない。

政治家は結果責任を負うことには、誰も異論がないだろう。ならば今回の件で、明らかに自民党の名を落とした、そして首相の延命に手を貸した、この結果責任を何と考えるか。この一点を強く強く主張するものである。責任回避なら民主党に任せておけ!

案の定、十日も日程をドブに捨てている。
七十日延長が、既に六十日延長に目減りしている。
ならば五十日延長で良かったのである。
それでも多すぎるのである。

月一億円の官房機密費を遊興費として存分に使って、その地位を弄んでいるのだろう。民主党の僅か三分の一しかない勢力で、切った張ったと大暴れしてくれとは言わない。せめて一致団結をせよ。それが出来ない者には鉄槌を喰らわせて、支援者が応援しやすい環境を作れ。

司会も制作も出演も、その全てが自民党議員である番組が、「政治的に偏っている」とされて放送倫理法違反に問われている。久しぶりに腹が捩れるほど笑わせて貰った。こんな冗談が罷り通るのが、今のマスコミであり、その元締めである。

これほど政治的に中立な番組はかつて無かったのである。誰が見ても、どう考えても自民党の主張だと分かる、見事なまでに安全であり健全な番組が倫理違反に問われているのである。「番組内容に介入して切り貼りをしなかった」として、番組制作者は批判されているのである。こんな悪質な冗談を言う組織を滅ぼさない限り、日本に明日は無い。

一党一派に偏っているのが倫理違反なら、BPOはこれを徹底せよ。自民党は一切政治討論番組に出るな。これで厄介な偏向報道番組は全滅である。自民党が出演しない限り、それは偏っているのであり倫理違反である。何を言っても何をしてもマスコミは自民党を叩くのだから、出なければいいのである。マスコミを潰す絶好のチャンスである。

「堂々と出演して国民に説明を」などという平時の発想は捨てて頂きたい。今は有事である。潰すことが先である。自民党はこれを機会にマスコミ出演を一切断り、ネットメディアに完全移行せよ。アイデアも人もJ-NSCにあるではないか。