国際宇宙ステーションに宇宙飛行士の生活物資や実験装置などを運び、役目を終えた無人補給機「HTV(愛称こうのとり)」2号機が日本時間の30日正午すぎ、大気圏に突入する。
こうのとりは打ち上げ時に物資を積んでいたスペースに使用済みの実験用品や飛行士の排せつ物など約2・4トンのごみを詰め込み、予定通り今月29日未明にステーションから離脱した。その後、エンジンを噴射して徐々に高度を下げ、南太平洋上空の高度約120キロでの大気圏突入、燃え尽きる仕組み。
こうのとりはことし1月22日に宇宙航空研究開発機構種子島宇宙センターから打ち上げられ、28日にステーションに結合した。東日本大震災では、宇宙機構筑波宇宙センターにあるこうのとりの運用管制施設のある建物の一部が被災。米航空宇宙局(NASA)に管制業務を一時移行する事態になった。
http://sankei.jp.msn.com/science/news/110330/scn11033013460000-n1.htm
国際宇宙ステーション(手前)に接近する無人補給船「こうのとり」(NASAテレビから)