【第3話】1回目の引き寄せは、まぐれかもと思った僕の、今度の秘策は?今度は何が起こるとかいな(笑 | 引き寄せの神様が言うことにゃ(笑)~日常は奇跡化する~

引き寄せの神様が言うことにゃ(笑)~日常は奇跡化する~

引き寄せがまったくおこらなくなった僕が、
引き寄せの神様に
お願いしたら、
日常が奇跡化していった、リアル&フィクションストーリー。

 

 

第2話からのつづき

 

 

 

 

 

え!マジで!?

 

 

取引先から

提示された金額は、

 

コロナ前の全盛期の頃より、

なんと、上がっていた。

 

 

正直、

ありえない。

 

この世の中の状況下では。

 

 

ある意味、

 

僕的には、ありえねー奇跡だ。

 

 

あ!

 

 

起こったんだ!

神様の奇跡。

 

 

そう、僕が神様に

お願いした、

 

『今月の収入が〇〇万円に

なりますように』

 

ともう一つ、

 

『神様の奇跡がおこる』

 

唱えた言葉の、

まんまだ。

 

 

す、すげーー!!

 

急いで、スマホの

神様画像を開いて、

 

 

画像の神様に

 

『ありがとうございます、神様!』

 

つぶやいてみる。

 

 

すげーな、マジで!

 

心音があがるのを感じる僕。

 

 

とはいえ、以前、

大きな引き寄せを起こそうと

したけど、

叶わず、自信喪失し、

 

一度、

引き寄せから脱落した僕は、

 

どこかで

ブレーキをかけていた。

 

 

まー、

偶然かもしれないしな、

今回だけのまぐれかもしれないし、

 

と疑う気持ちも

もちろん、持っていた。

 

 

でも、同時に、もしかしたら、

 

と思う自分もいた。

 

 

 

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+

 

 

その日の夜、

 

寝る前になって、

また布団に寝っ転がる。

 

 

目が冴えて、

眠れやしねー。

 

 

しばらく、天井の

白いボコボコした柄を

眺めながら、

 

 

さて、このあと、

どうするか?

 

考えていた。

 

 

今回は、願ったとおりの

引き寄せが起こったけど、

 

また、大きなお願いをして、

今度は叶わなかったら、

立ち直れなくなりそうだしなー。

 

 

うーん、、、

 

 

ゴロンと寝返りを

うち横向きになった僕は、

 

また、スマホを手にとり、

画像の神様をみつめてみる。

 

 

 

 

・・・・・

 

・・・・・

 

・・・・・

 

 

 

 

また、フッときた。

 

 

そっか!

 

今度は、

 

『神様の奇跡がおこる』

 

この言葉だけで、

いってみればいいんだ!

 

 

今回は、

具体的なお願いは、

しないで、

 

『神様の奇跡がおこる』


だけで、

どんなことがおこるか?

 

 

 

実験感覚で、

試してみよう。

 

 

これなら、

実験だし、

べつにダメージは受けないな。

 

 

そう決めたら、

なんだかホッと安心した

ゲンキンな僕(笑)

 

 

 

早速、起き上がって、

布団の上に正座して、

 

また、画像の神様に

 

『神様、お願いします』

 

言いながら、手を合わせる。

 

 

そして、また、ゴロンと横に

なりながら、

 

 

『神様の奇跡がおこる』

 

『神様の奇跡がおこる』

 

『神様の奇跡がおこる』

 

 

 

最初は、超小声で、

 

だんだん、心の声で、

 

唱える、唱える、唱える。

 

 

自分で唱えてる声が、

 

妙に心地よくて、

 

また、そのまんま、寝落ちしていた。

 

 

 

―画像の神様は、

またも不敵に(?)、微笑んでいた。

 

 

 

 

+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
 

 

 

あくる日、

 

何事もなく、

仕事を終えて、

 

家に帰り、

玄関で、

 

『ただいまー』

 

いうと、

 

返ってきた、

 

『おかえりー』

のハモリ声(笑)

 

 

 

茶の間で、

テレビを見てる

母さんと姉ちゃん。

 

そう、僕は、実家暮らし。

 

 

夕方のニュース番組が

終わって、

 

さあ、と、

夕飯のご飯を炊こうと

立ち上がった母さん、

 

 

いつもの光景に、

僕は着替えをしようと、

自分の部屋へ行こうとしてた。

 

 

茶の間を出ようと

したとき、

 

 

姉ちゃんがいきなり、言い出した。

 

 

『今日は、

わたしがご飯炊くけん』

 

 

!!!

 

 

一瞬、我が家に、激震が走った。

 

 

僕は、思わず、

茶の間に戻り、

 

 

隣の部屋で、くつろいでた、

姉ちゃんの旦那の

義兄さんまで、茶の間にきて、

 

 

『今、なんて言った!?』

 

と訊き返す。

 

 

そうなんだ。

 

うちの姉ちゃんは、

筋金入りの料理しない人で、

 

いつもは全面的に

母さんがしてくれてる。

 

 

姉ちゃんが生まれてから、

数十年、

 

料理はもちろん、

我が家では、

姉ちゃんがご飯を炊いた

記憶はない。

 

その姉ちゃんが、

自分から、

 

ご飯を炊く、

 

と言い出すなんて。

 

まるで、アルプスの少女ハイジの

 

『クララが立った!』

 

シーンの時のような

 

驚きとも感動とも言い尽くせない

感覚を

 

義兄さんと僕は、

共有していた。

 

 

母さんだけは、

ちょっと、嬉しそうに、

 

『じゃあ、頼むわあ』

 

と言ってた。

 

 

後からきいたら、

その日珍しく母さんが

 

『手が痛いんよ』と

言ってたので、

 

姉ちゃんがご飯炊くって

言ったらしい。

 

(ちなみに、

おかずはお惣菜だった)

 

それにしても、

 

 

これは、ありえねー!

 

ある意味、僕家(ぼくけ)の奇跡だ!

 

 

・・・・・

 

・・・・・

 

 

 

あ!

これかー!?

 

 

そうだ、そうなんだ、

 

『神様の奇跡がおこる』

 

になってた・・・。

 

 

 

 

・・・こんな奇跡もアリかー!

 

 

 

マジ、面白いです、神様!(笑)

 

 

 

 

【第4話につづく】