こちらは、広島市南区善通寺(浄土真宗本願寺派)の寺報「はぐくみ」のブログ版です。


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ぜひご法座に来て下さい!
とお誘いしても、

「法座」って何?
「法話」って何?

と聞かれることがあります。
そりゃそうですよね。
何のことか、分からないですよね。

これが、ごく一般的な、普通の感覚だと思います。



ご法座へのお誘い~誤解されやすい教えだからこそ



お寺さんが仏教を学ぶ学校では、専門用語を使わずに仏教のお話をするように教えられています。



ご法事、葬儀には、無宗教の人、他宗教の方や仏教でも違う宗派の方もいらっしゃるので、専門用語は使わないというのがルール。



しかし、そもそも「法座」とか「法話」という言葉自体が専門用語だということに気付きませんでした。



いくら分かりやすい話をすると言っても、法座って何か分かっていなければ、どれだけお誘いしても来られないはず。



いろんなお寺さんが、最近、法座に来られる方が減ったと言われています。
敷居が高いと思われているのでしょうか?
もちろん、これも間違いではないと思います。



お金がかかると思われているのでしょうか?
それもあると思います。
善通寺では無料ですが、やはりお布施をいくらか持っていかなくてはいけないのでしょうかと聞かれる方もおられます。
お金のことが気になるというのも、間違いではないでしょう。



ですが、そもそも「法座」とか「法話」って何か分かってないから、お寺から案内が届いても行かないということもあると思います。



「法話案内」を一生懸命送っても、内容を詳しく書いても、それでも人が増えない。
何が間違っているんだろう。



ヒントは、みなさまとの対話の中にありました。
「ぜひご法座にお越し下さい。」
とお誘いすると、
「ゴオホーザ?」
「GOHOーZA?」
と、日本語じゃないって感じの表情をされます。



「お勤めをして、仏様のお話を聞くんです」
「みんなで美味しいお菓子を食べながら、世間話をしてます」
「お経の練習をしたり、仏事作法を学んだり、仏教の歴史も学んだりします」



と説明すれば、やっと、「なるほど」
という顔をされます。



「いつあるんですか?」
と聞かれ、
「お送りしている「法話案内」をご覧ください」
と答えると、
「ホウワ?案内」



まずは「法話」という言葉が通じてない。
当然ですが、法座で法話を聞くというのもご存知でない。
つまりのところ、会話の中で、寺報の「法話案内」が、法座の日程のことだと結び付かない。



詳しくご説明すると「分かった」と言われ、来て下さる方もおられますが、そもそも、そんなのどーでも良いよってとこですね。



法事は信仰心があってやってるわけじゃないし、とりあえず親戚の手前、やってるだけだから、で、お布施はいくら?
金がいるなら払うから、うちはそういうの無理~って遠慮されちゃいますね。



「法座」という言葉を聞くと、何とな~くですが、お参りしないといけない、でも信仰心がないから行かない、というか、信仰心がない人が行ってはいけないという感じがします。



本当は、仏教は信じるものではないので、信仰するとか、信心するとか言いません。
真宗の教えや作法を知らないから行かないというのであれば、お寺になかなか行けません。



教えを知らないのに、仏さまがありがたいと思えるはずはないし、ありがたいと思ってないなら来れないような場所が法座なら、来る人がいなくなってしまいます。



法座で教えや作法、お経の練習などをしていくので、法座には、何も知らない、分からない人こそ来るべきなんです。



何年も通われると、いつかは仏様がありがたいと思えるようになっているかもしれません。



今のご高齢者に「法座」という言葉は伝わりますが、団塊の世代くらいからは、伝わらない方が増えます。



法座という言葉からは、ちょっと違うものをイメージしてしまわれることがあるので、違う言葉で表現できないか考えた結果、「真宗講座」と表現してみることにしました。



講座と法座の違いは、先生と生徒がいるかどうかと聞いたことがあります。
講座は先生と生徒がいて、法座は、お話をする僧侶も先生ではなく、一緒に教えを聞く立場と。



じゃ、何で法座でお話をする人を講師って言うの?と疑問でした。
講師を先生って呼ぶじゃん、あれって違和感ありまくり、と思ってました。



法座の講師は、ご法礼(公演料)をお支払してお招きしています。
法座では先生も生徒もない、講師も対等の立場と言われてるのに、なぜか講師を「先生」って呼んで、矛盾してる気がして気持ち悪かったです。



「先生」って呼んでるなら、「法座」という言葉にこだわらなくて、「講座」で良くない?
何にもこだわらないのが仏教なら、人に伝わりやすいと想われる言葉を選んでも良いんじゃない?



あんまり変わったことをやってると、他のお寺さんに目を付けられるよと言われて、いろいろと考えた結果、「真宗講座」と表してみることにしました。



「法座」「法話」という言葉を使わず表現してみました。



住職がお話をするときは、「自修」「自勤」と表現しますが、これも分からないと言われて当然だと思います。



法座、自修とかって書かれても、意味分かんないって反応でしょうから、今回は、住職がお話ししますと書いてみました。



みなさまの反応を確かめながら、試行錯誤してみようと思ってます。



真宗講座、ぜひご参加下さい。
報恩講 真宗講座 1/17・18


報恩講って書くと、これまた分かりづらいのかなぁ…
頑張りますカナヘイうさぎカナヘイきらきら


勇気を持って初めての法座デビュー お寺アレルギーの方必見


浄土真宗本願寺派
香雲山 善通寺

732-0803
広島県広島市南区南蟹屋1丁目6番11号

082-281-2779
070-2352-8134

Fax 082-284-5837 筆談も喜んで


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