★#21 ZENT Audi R8 LMS  レースレポート! | ZENTsweeties オフィシャルブログ Powered by Ameba

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#21 ZENT Audi R8 LMS 都筑晶裕 シンディ・アレマン


3月31日(土)予選日

午前中の公式練習ではレインタイヤとのマッチングが合わずに下位に沈んだ#21 ZENT Audi R8 LMS。

Q1はエースドライバーの都筑晶裕が担当。都筑は昨年度もHitotsuyama RacingからAudi R8 LMSで様々なシリーズに参戦。


チームはAudi R8 LMSを熟知している都筑にQ1突破を託す。「予選で使用したタイヤを決勝でも使用しなければならない」レギュレーションのため、都筑は必要以上のアタックは避けQ1突破順位を確定させるとタイヤ温存のために早々にピットイン。Q2進出を決めた。


続くQ2は「連続して同じドライバーがドライブすることは出来ない」レギュレーションのため、都筑に代わり期待のスイス人女性ドライバー、シンディ・アレマンが担当。Q2直前に降った雨の影響でコースはハーフウェットの難しい路面コンディションに。まずは浅溝タイヤでコースインしたシンディだが、彼女はコースイン早々ドライタイヤで十分にアタックできることを確認。素早くドライタイヤに履き替えアタックを開始する。しかしQ2開始時から既にドライタイヤを履いていたライバルも多く、それらライバルと比べると十分なアタックを行うことが出来なかったシンディは12位でQ2終了。

上位10台までが進出できるQ3まで一歩届かずに予選を終えた。



4月1日(日)決勝日

#21 ZENT Audi R8 LMSはシンディがスタートを担当。Super GT史上初の女性ドライバーの走りに注目が集まる中、シンディはリスクを冒さずに12位をキープ。初めてのSuper GTということもあり上位クラスGT500マシンからの「抜かれ方・抜かせ方」には今後の改善が必要だが、シンディは周囲のライバルたちと遜色ないタイムを記録し周回を重ねる。レース中盤、スタート順位よりポジションを1つ上げて11位でピットイン。レース後半をエースの都筑に託す。

都筑はコースイン後攻めの走りを披露。コースイン時には18位までポジションダウンしていたものの、次々とライバルをパスしていき、11位までポジションアップ。その後#27 PACIFIC NAC イカ娘フェラーリの井口選手もパスしポイント圏内に。さらに上位車両のリタイヤにより9位にポジションアップ。

しかし#27との接戦の間に11位の#66 triple a Vantage GT2の吉本選手も追い上げを見せ9位争いに加わる。
Audi・Ferrari・Aston Martinの3台による激しいポジション争いは、1秒以内の接近戦の中10周近くに渡って展開される。レースも残すところ数周、都筑は既にタイヤを使い果たし非常に厳しい状況であることを無線でピットに伝えながらも、最終ラップまでポジションをキープし、新体制での初戦を9位フィニッシュで終えた。


Hitotsuyama Racing