備忘録 | やりたいことをやりたいだけやって死ぬ。360°の幸せを創造しながら

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「凄い展示会」をプロデュースする株式会社ゼンシン
ゼンシン代表 前田 雄一が夢、目標、日々の出来事を綴っていきます。
展示会を通じて世界を変えていきます。

備忘録


本当に世の中の文字は小さすぎて読めない!!
でも、、ハズキルーペをかけると、世界は変わる…

というCMでお馴染みの『ハズキルーペ』が大ヒットした裏側には、1人の男の血のにじむような努力があった…

その男の名前は、松村謙三氏。ハズキルーペを生産しているHazuki companyの代表取締役だ。
 
 
 ハズキルーペを変えた1つの事件…
 
 
それまでも、テレビCMは大量に行っていた。かなりの広告費をかけて、大手の実績のある広告代理店に、広告を作ってもらっていた。しかし、、、
 
松村氏は広告代理店に対して「ある不満」を抱えていた。そして、これから大々的にテレビCMを出そうとなった2018年、その「不満」が爆発する出来事が起きた…
 
 
前々から、ハリウッドスターである渡辺謙さんの大ファンだった松村氏は、いつか自分のテレビCMを撮ることがあれば、渡辺謙さんに出てもらおうと心に決めていた。そして、ちょうど全国区にCMを出すタイミングでオファーをすると、渡辺謙さんは快くCMの出演を引き受けてくれることになった。
 
「さぁ、気合入れてCMを作ろう!」
 
このCMが、ハズキルーペの命運を握っていると言っても過言ではなかった。このCMの制作費は100億円。まさに、当たれば天国、コケれば地獄という一世一代の大勝負だった。
 
 
そんな大勝負の広告制作を任されたのは、大企業の広告をいくつも手掛けている、大物の広告クリエイター。自信たっぷりに、今まで手掛けた広告の数々をプレゼンして、今回のCMのイメージについて語ってきたが、松村氏は、どことなく「嫌な予感」がしていた…
 
ひとまず、彼の実績を信じて、その彼に広告のイメージを伝え、1週間後にまた会う約束をした。そしてちょうど1週間後、その「嫌な予感」は的中した。
 
上がってきた案はどれも、風景の映像や、意味が分からないシーンばかり。こちら側の意向は何1つ含まれていない、自分勝手な制作物。「どういうつもりで作ったのか?」と聞いても、その彼は何も答えられない…
 
 
その瞬間、松村氏は、全てを理解した。
 
「CMクリエイターは商品を売ることよりも、自分の”作品”を作ろうとして、見当違いな企画を持ってくることが多いんです。“ミラノの駅から始まって…” とか “お殿様にハズキルーペを献上して…” とか(笑)。商品を売るためにCMがあることを忘れている人が多すぎる。なぜCMを打つのか?商品を売るためにCMを打つんですよ」
 
 
あきれた松村氏は「もう、自分でやる!」と宣言
 
そして、ハズキルーペの魅力や素晴らしさが最大限に伝わるように。それ以外の「風景」や「意味のない映像」を全てカットして、1つのCMが生まれた。

そのCMは、いきなり鬼のような顔で怒る渡辺謙さんの、こんなセリフで始まる。

 
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本当に世の中の文字は小さすぎて読めない!
でも、、ハズキルーペをかけると、世界は変わる。
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 瞬く間に大ヒット商品に
 
 
そのCMが放送されるや否や、ハズキルーペは一気に大ヒット。取り扱い店舗数も16,000店舗ほどだったのが、55,000店舗にまで広がっている。(ちなみに、セブンイレブンの店舗数が20,000店舗ほど)
 
その年のCMグランプリも「3冠」でタイトル総なめ。CMでは素人だった松村氏が、広告業界に大きな衝撃を与えた。