学校や職場などの縦の人間関係がある環境で

 

教師や上席者という立場になると権力を手にしたと勘違いして

 

態度が変わる人間を実際に目撃したことがある。

 

 

 

 

 

映画esのモデルになった現在禁止となっている心理実験がある。

 

スタンフォード大学で実際に行われたその実験は

 

アルバイトで集められた被験者が

 

大学内の閉鎖された模擬刑務所で囚人役と看守役を演じていくというもの。

 

単なるアルバイトであるはずなのに

 

看守役の攻撃性がエスカレートしていき

 

囚人役の卑屈さ、服従性が強化されていく。

 

 

 

 

 

ポイントは立場が対等じゃないこと。

 

反論が許されない関係性ってことと言い換えてもいい。

 

そして透明性がない密室であること。

 

 

 

 

 

命令が絶対であるとされる軍隊では

 

洋の東西を問わず昔からいじめが多いのはそのためでもある。

 

 

 

 

 

保険会社で交通事故の示談交渉業務に携わって心身を病んだ経験がある。

 

交通事故加害者が保険会社に丸投げして被害者が激高していて

 

窓口のぼくらが怒鳴られるなんてこともあったし

 

面談先を訪ねてみたらヤクザの組事務所だったなんてことも何度もあった。

 

ところがタレントの付き人兼運転手をしたときの方が

 

遥かに急速に心身を病んでしまった。滝汗

 

ふたりっきりの車内でてめえとか言われたり

 

渋滞に入ると助手席でいらいらしてペンをガチガチ噛みだしたり

 

テレビ局に向かう道では走る車線まで決まっていてイライラを爆発させる奴と

 

おはようの送迎からおやすみのお見送りまで一緒。

 

間違ったことを言われても一切反論できない環境。

 

神経性の下痢が4ヵ月止まらずに肛門がただれて切れ痔。

 

トイレでは毎回便器が鮮血で染まる。

 

かいた汗が、かいたそばから1日経ったような酸っぱい臭いがしてしまう。

 

そんな状態のなか朝迎えに行くときの

 

渋滞にはまっているときのストレスが半端じゃなかった。

 

遅れたら大変なことになるという強迫観念から

 

ついには指定された時刻の1時間前には自宅そばに待機するようになってしまった。

 

前任者も前々任者も心身を病んで辞めていた。

 

 

 

 

 

付き人兼運転手を辞めたあと

 

役者のトレーニングのアクロバットのレッスンで

 

胸椎4番が脱臼してしまった。

 

明確な不安があると歪む椎骨だった。ゲロー

 

 

 

 

 

交通事故の被害者対応や、クレーム対応をしていると

 

ものすごい言い方をしてくる人間が一定数いる。

 

自分は被害に遭って怒っている。

 

加害者の代理であるおまえには反論は許さない。

 

商品によって不快にさせられたり、被害にあった自分。

 

その怒りを受けとめる窓口業務では最初は反論ができない。

 

禁止されている実験は心身に与える影響があまりに破壊的だからだった。

 

付き人兼運転手の経験は禁止されている人体実験を奇しくも自分で体験してしまった出来事だった。ゲロー

 

実際にクレーム対応窓口では心身を病む人がものすごく多かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

そう考えるとひとつ屋根の下で

 

親子関係がどれほど歪になりうるのか。ゲッソリ

 

その結果をぼくらはよくニュースで目にする。

 

 

 

 

 

父親に暴力を振るわれていた方は

 

父親が帰ってきた合図が

 

車が止まってドアが閉まる音だった。

 

その音を聞くと未だに心拍数が跳ね上がるという。滝汗

 

 

 

 

 

そのストレスの度合いはもはやベトナム戦争の帰還兵レベル。

 

腰の弾力があるひとは親を殺すことができるけれど

 

腰の弾力が失われてしまうと自分のカラダを壊していく。

 

そう、大部分は自分の心身を壊してしまう。

 

 

 

 

 

瀬戸内寂聴さんの師匠である今東光和尚は

 

刑務所で父親を殺した女性から

 

母と妹が地獄のような日々から解放されて穏やかな日常を取り戻すことが出来た

 

わたしは殺したことをまったく後悔していない


と真っ直ぐに見つめ返された時に

 

言葉を返せなかったとおっしゃっていた。

 

 

 

 

 

とは言っても殺してしまえば

 

残りの自分の人生を塀の中で過ごすことになってしまう。

 

できるのならば自分が壊れてしまう前に

 

その環境から離れることが理想ではあるよね。

 

 

 

 

 

付き人兼運転手を4ヵ月しただけでも相当心身を病んだわけだけど

 

10年、20年という長い時間を物理的な暴力や言葉の暴力を浴びせかけられていたら

 

そりゃ、ベトナム帰還兵のようになってしまう。

 

場合によってはベトナム帰還兵以上に心身を病んでしまう。

 

酷い場合は親を殺さずに、自分のいのちを絶ってしまう。

 

 

 

 

 

死にたいとか

 

生きていていいんでしょうか?

 

という衝動や思いが湧きおこり続けるというのはとっても深刻な在り方。

 

血液検査やCTなどでカラダに問題なしだったとしても

 

実はカラダに病変がない深刻な在り方は

 

病変がある深刻な在り方よりも

 

深刻度合いは遥かに大きい。

 

こころに深刻なダメージが生じているわけだからね。

 

 

 

 

 

健康診断などのデータでは問題がみられなかったとしても

 

ずっと自分が感じている気分が酷い状態だったら

 

やっぱりそれは問題が起こっているんです。

 

自分の専門家は自分なんだから。

 

自分が感じていることを軽視しちゃダメなんです。

 

 

 

 

 

実際にふれた手触りの印象では

 

癌などの病気のカラダよりも

 

こころを病んでいるカラダのほうが

 

ふれた瞬間にドキッとさせられる。

 

その異常な感触は

 

本人が感じている生きにくさや息苦しさをそのまま現わしている。

 

 

 

 

 

 

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