ヘリコプター•センス

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• 何か問題が起こったときに、どうしてもその事象そのものに目がいってしまい、それを起こした原因や背景に気がつかないことが多いのです。

その罠から逃れるには、鳥のように高いところに上がって、上空から俯瞰してみる。

そうすると、目の前にある問題の後ろに隠れていた別の問題が見えてきたり、目の前の問題がもっと大きな問題の一部分にすぎないことがわかったりする。

実は、そうした目の前からは見えない問題の方が重要で、そちらを解決することで目の前の問題は自然に解決したりする。

このような考え方を、ヤン・カールソン氏は
著書【真実の瞬間―SAS(スカンジナビア航空)のサービス戦略はなぜ成功したか】

の中で、

「ヘリコプター・センス」
と呼んでいます。

今の時代だと、ドローンで上空から見下ろすことをイメージするとわかりやすいでしょう。

私はよく、思い悩んでいる中高生にこの話をしています。

問題に行き詰まったら、ぜひやってみることをお勧めしますよ。