職場に時々、送信先を誤ったFAXが来る。
当事者間でしか通じない内容のものが多いが、先日、目を剥くようなものを受信した。
「人件費はまだまだ減らすことができます」という内容である。
非正規雇用者を活用し、ビジネスを拡大しよういうのだ。
非正規雇用者(おそらく請負)には社会保険を負担せずに、正規の従業員と同じ仕事をさせることができる。
廉価で同じ効能を得られるわけだ。
人件費は費用であることは事実である。
事業活動を続けるうえで、人件費をどうするかは経営の要となる。
だが、非正規雇用者を馬車馬のように駆使し、業績を上げるのはどこか間違えていないか。
非正規雇用者を人間として扱えないのか。
コスト削減の手段でしかないのか。
FAXを読んでいて、行き場のない怒りが込み上げてくる。