7月17日まで京都文化博物館で開催されている「平清盛展」を観に行く。
約1000年前に生きていた日本人なら誰もが知っている有名人が残したモノとあって野次馬が多い。
大半は平清盛にまつわる至宝であるが、本人直筆の文書が展示されている。
それは法華経を写経したものである。
清盛が最初の5~6行を書き、親族がその続きを書いたとされている。
金泥で「如是我聞~」の文字を観た瞬間に清盛が写経している姿を妄想する。
おもしろい展示物がいくつかあり、その中で印象的だったのが天皇の食事である。
文献を読んでそれらを再現したものが展示されている。
盃に盛られた鶏肉、アワビ、果物・・・。
グルメである。
いまでいうシャツのような下着も展示されている。
どうやら大人が着用していたらしいが、大きさは子供の服かと思える程、小さい。
栄養事情が良くなかったのであろう。
1000年後、今の何が残るのだろう。