墓参 | 抑鬱亭日乗

抑鬱亭日乗

複数の精神疾患を抱える者の独言を忌憚なく収録する
傾いた視線からこの世はどのように見えるのか

 予定が立て込んでいて、彼岸に墓参りできなかったので本日決行した。

 先週は天気が良かったが、今日は雨時々雪。

 気温は3度。冷たい北風。暖かい日があったので余計に寒く感じる。


 墓場についても風の影響でうまく線香に火がつかない。

 先祖代々の墓がズラリと並んでいる。奥には江戸時代の頃の墓がうじゃうじゃ並ぶ。


 花をさし、水をかける。

 数珠を持って、合掌。

 「おかげさんで、生きています」と念ずる。


 田舎の墓なので、同じ名字の墓ばかり。近所の皆さんも同じ名字。

 かつてこの地で生きていた人がいなかったとすると、自分は存在していないのかもしれない。


 不思議な感覚に陥る。