親が内向き志向 子どもは英語は好きでも留学NO  | 日本教育再生ネットワークのブログ

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文部科学省が実施した児童生徒アンケートで、英語の学習が「好き」と答えた小6が76%、中3が53%と半数以上を占めました。


これは小学6年と中学3年を対象に今年4月に実施した全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)時に取られたアンケートです。


その一方、「将来外国留学したい」と思うのは、小中とも30%台にとどまり、近年指摘されてきた若者の内向き志向が、小中学生の段階から始まっていることが浮かび上がっています。


今回のアンケートでは「英語の学習は好きか」との質問に「そう思う」「どちらかといえばそう思う」と答えた小6は76%に上り、中3は53%。「外国人と友達になったり、外国のことをもっと知ったりしたいか」との問いにも、小6の71%、中3の61%が肯定的でした。


しかし、「将来、外国へ留学したり、国際的な仕事に就いたりしてみたいか」との問いに肯定的に答えたのは、小6の39%、中3の31%にとどまっています。


小中学生時代というのは、やはり、親の教育が多大な影響を及ぼします。


親が「英語は受験や将来に不可欠」と考えている一方、「留学までする必要はない」と内向き志向であることが明らかです。



授業や習い事などで英語を学び始めた時期について、小学校入学前と小1、小2と答えた小6は42%、中3は23%で、比較的早い段階から学び始めている実態がうかがわれていることからも、英語は早いうちに学んだ方が良いとの考え方が広がっています。



学習に関する質問で「授業で分からないことがあったらどうすることが多いか」との問いには、小中とも「友達に尋ねる」が最も多く小6が32%、中3が42%。次いで「先生に尋ねる」で、小6が26%、中3が25%。「そのままにしておく」も小6で5%、中3で9%でした。


学習時、分からない所があっても、わざわざ質問して解決しようとする小中学生はまだまだ少ないということでしょうね。