今は復帰準備中なので、ある大手物流センターで平日の数日は 5S(ゴエスと読みます) 活動をしています。4000平米の現場で僕一人でやっています。これが大変(汗)。

5S と言うのは、事業所内で、5つの視点の頭文字Sの活動をして生産性の向上や清潔で快適な作業空間、安全性の確保、効率的な運営に導く改善業務の事です。

本来はコンサル業務ですが、社内事業として実践している企業も多いでしょう。

 

人動線、機材置き場、避難経路の確保、レイアウトの改善。

倉庫や工場、物流現場なら、人の通る所は白線、機材や物資を置く場所を黄色線、消火器置き場は赤線、防火シャッターの下は虎線、フロアーにテープが張ってありますね、あれも僕の仕事。整理、整頓、清掃、そして作業がし易いレイアウトに変える。作業員の作業プロセスを解析して効率的な作業場を作る。備品、資材の在庫管理がし易くする。安全性の確保と、作業効率の向上。客観的に見て綺麗で機能的な現場を作る。これがお仕事。

 

Sorting (整理)

Setting in Order (整頓)

Shining (清掃)

Standardizing (清潔)

Sustaining the Dascipline (躾=しつけ)

 

とてもシンプルでごく当たり前の事を一つ一つ確認しながら着実に実践して行くわけです。

これらのフレーズを一纏めにして 5S 。どれも多分、昔から世界中の様々な文化圏で言われ続けてきた事なのですが、これが中々難しい。

 

何処の現場でも、今までこうやってきた。うちにはうちのやり方がある。

 

そうそう、そうですよね。特にベテランの皆さんはこれでスキルを磨いてきたのですからね。

ですが、工場や物流、厨房、事務所、店舗、倉庫、どんな現場でも人によって意見が違う。

一番重要な問題は、そのベテラン従事者だけに都合の良い現場であってはならない、と言う点です。何もかも熟知しているスタッフは重要です。

では、その方々が何かの事情で来れ無かったら?来れ無くなったら?

 

一時的に他の方が手伝おうとしても良く分からない、新人さんのスキルが上がらない。在庫管理が杜撰だったり、どんな道具が何処に在るのか分からない、あちらこちらに散乱している、清潔が維持できていない、そもそも掃除がしにくい、動線が煩雑、作業空間が狭い、普段使わないものが邪魔、・・・・だったりが多いのではないでしょうか。

 

では、それらの全体像を客観的に考え、清掃しやすい整理整頓された空間を作り、作業動線と物資の搬入、保管、撤去、加工前の品の導入、加工、加工後の品の移動、材料、道具、消耗品、備品の在庫管理がし易い機能的な空間を作りましょう。

そして、誰かだけが知っている、ではなく、誰にでも分かり易い現場にしましょう。

一つ一つを観察、検討、解析して、こうしたらいかがでしょうか?と提案するのが 5S の活動です。後から来た素人の僕が色々と工夫点を提案するのですから、いかに拒否反応が出ないようにスムーズに事を運ぶのかが最大の難所。最も大事なことは信頼関係。これもプロポーザー(提案型営業)の基本ではあります。

 

特に、現代社会ではあまりにも閉鎖性のある現場は困ります。企業秘密の作業の場合や、完全自動化で関係者以外出入り禁止の現場は別として、通常業務の現場であれば、いつ誰に見られても問題ない事が求められます。お客様に見られても大丈夫、新しく入って来る新人さんに綺麗で機能的な職場だな、と思ってもらえる事は大事です。

上場企業なら株主が、新規顧客開拓中なら新規取引を検討中の企業からの視察が。

 

特に客観的に外から見る、考える、事が基本。

結局はそこに働く皆さんの意識改善にならないと、一時的に整理整頓&掃除しても、あっという間に元に戻ってしまいます。元の木阿弥。

 

日本語で整理、整頓、清潔、清掃、躾の頭文字Sを併せて5S。トヨタの5S改善 と言うのが有名ですが、企業それぞれの5Sがあります。日本独自のシステムと言うか考え方、マニュアルなので、2年後に渡来した際には武器にしようと企んでいるのです。

 

さて、ともあれ僕の本業は作品作り。

明日、あさっての7月7日(土)8日(日)は大宮西口DOM(マルイが入っている)の2階で青空個展に出展です。今日は、アイスクリームスコップとピアスを作ります。

 

Rendez-vous demain.